首相・岸田文雄の退陣表明を受け、自民党の「ポスト岸田」候補たちは9月12日の総裁選告示をめがけて激しい綱引きを繰り広げた。長い前哨戦の間、脚光を浴びた総裁候補が息切れし、週替わりで主役が入れ替わるめまぐるしさだ。「派閥なき総裁選」とはいえ各派閥の残滓は色濃く残り、党内の世代間抗争もくすぶる。国政選挙で勝つための「すげ替え」に終わらせず、国家国民のための政策を本気で遂行する、本来の政権党へ立ち戻れるの