20年ぶりの新紙幣の発行が7月3日に迫る。肖像は1万円札が渋沢栄一、5千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎に一新される。偽造防止が狙いで、国家予算の半分(60兆円)ともされるタンス預金の掘り起こしも期待されている。「諭吉1枚」と数えられるように、まさに通貨の「顔」である肖像。だれが、どう選んでいるのか。渋沢栄一は61年越し“復活当選”製造元の国立印刷所によると、財務省、発行元の日本銀行とともに協議し、財務大