大きな災害があった時に話題となるのが「火事場泥棒」だ。能登半島地震の被災地でも空き家から高級ミカンを盗んだ疑いで大学生が逮捕される事件があった。石川県内では空き巣や置き引きなど、震災にまつわる犯罪が1月15日までに計22件と発表されている。弱みにつけこむ悪質で卑劣な犯行ゆえに、かつて2016年の熊本地震では与党の一部から、窃盗罪より厳罰に処する「災害時窃盗罪」をもうけるべきとの声が上がり、国会で検討された