きらびやかな東京の女子大生、制服必須の女性会社員、奮闘する女性弁護士…決まりきった型にはめられることが嫌だった。亀石倫子弁護士(49)を自由にしたのは、ロースクール時代に出会った刑事弁護の世界だ。「楽しすぎる」というその仕事に魅了され、司法の歴史に残る数々の判決を勝ち取った。弁護士生活15年。自分の型は、自分でつくる。「亀石倫子」にしかできない役割を全うすべく、離婚などの家事事件に取り組みながら、国を