行動経済学では、ちょっとしたきっかけを与えて人々の行動を変える方法を「ナッジ」と呼んでいる。青森大学客員教授の竹林正樹さんは「飲食店のトイレに貼ってある『きれいに使ってくれてありがとう』という張り紙もナッジのひとつだ。青森県の寿司屋では、別の注意書きを張ったところ、トイレを汚す人が減った」という――。(第2回/全2回)※本稿は、竹林正樹『心のゾウを動かす方法』(扶桑社)の一部を再編集したものです。写