宇宙の最小単位である素粒子の1つ「ニュートリノ」は、観測することが極めて難しいという特性を持ちます。特に、エネルギーの高い高エネルギーニュートリノがどこからやってくるのかは、宇宙物理学における大きな謎の1つでした。国際研究チーム「IceCubeコラボレーション」は、南極にあるニュートリノ観測所「IceCube」の10年分のデータを分析し、高エネルギーニュートリノの一部は天の川銀河 (銀河系) 内部に由来する可能性が高い