こちらは「かじき座」の方向約6000万光年先の棒渦巻銀河「NGC 1672」です。若く高温の青い星々に彩られた渦巻腕(渦状腕)の周囲を紫色の天体が飛び交っているような幻想的な姿をしています。棒渦巻銀河とは、中心部分に棒状の構造が存在する渦巻銀河のこと。棒状構造は私たちが住む天の川銀河をはじめ、渦巻銀河の半分程度が持つと考えられています。【▲ 棒渦巻銀河「NGC 1672」。画像の作成にはハッブル宇宙望遠鏡、ジェイムズ