■労働市場は改善しても若者の失業率が目立つ足許、韓国の経済指標を見ると、とりあえず労働市場は改善基調だ。2020年9月に4.0%だった完全失業率(季節調整値)は、2021年9月には3.0%にまで低下した。業種別に見ると、コロナウイルスの感染再拡大で飲食などのサービス業の雇用環境は依然厳しいものの、建設、公共サービス関連の分野で雇用は増えている。しかし、雇用の中身を見ると、必ずしも楽観はできない。というのは、世代別