山形県のサクランボの盗難被害が、過去10年で最多となった。県は4月の凍霜害で収量が落ち込み、価格が高騰したことが背景にあるとみる。届け出があった被害は7件で、計280キロ、約150万円相当の被害が確認された。農家はJA、警察と連携して被害防止に懸命だ。ただ警戒の目を光らせる一方、夜間パトロールを強化した最中にも被害が発生。サクランボが終盤を迎える中、農家は不安な日々を送っている。(高内杏奈)「