テレビドラマ化もされたベストセラー『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズで知られる三上延さんの新作の舞台となるのは、かつて実在した『同潤会代官山アパートメント』という集合住宅。ここに住む竹井光生・八重夫妻からはじまる4代にわたる家族の物語を描いた連作短編集だ。【写真】新作について笑顔で話す三上延さん集合住宅を舞台に昭和の暮らしを描く「最初の『月の砂漠を』は、掲載誌(『yom yom』)で『ふたりぐらし』と