ふと思う。最近、寒すぎるのではないか。ヒートテックを何枚着ても貫いてくる寒波。バンプ・オブ・チキンだって、「君の冷えた左手を僕の右ポケットにお招き」しているヒマがあったら、さっさとコタツに入って汁粉でも飲みたい気分だろう。誰にも会いたくない。 何も考えたくない。寒さのあまりすべてのやる気がなくなったとき、どうすべきか。 そんな僕を救ったのは、ある温泉旅館へのひとり旅だった。場所は、群馬県・宝川温泉。