戸塚が驚異の粘りで5点差を追いつき、最後は延長10回、逆転サヨナラ二番手でマウンドに上がった毛塚君(法政二)高校野球というのは、ちょっとしたことで試合の流れが急転することがある。ワンサイド気味だった試合が、たちまち接戦になっていくということはよくあることだ。まして、チームとしての経験の浅い秋季大会などでは、しばし見られるケースである。この試合も、まさにそんな展開だった。前半は法政二が細かく得点し