じつは「集団的自衛 collective self-defense」という概念の歴史は浅い。最初に使われたのは、1945年の国連憲章。それも、国連は安全保障理事会が措置をとるまでは集団的自衛の権利を害さない、という、奇妙な文言としてだ。実質的には、独立した旧植民地国を従える宗主本国(英仏中)、東側諸国を率いるソ連、西側諸国を率いる米国の五ブロックが想定されていたと考えられる。つまり、盟主国は属国への脅威に対しても自国の権益
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