2026年8月27日(木)、28日(金)の2日間、本学八王子キャンパスにおいて、東京工科大学 NVIDIA AI Technology Center Joint Labの設立を記念したシンポジウム「Computing the Physical World」を開催しました。

本シンポジウムには、国内外からAI、医療、ロボティクス、デジタルツイン、HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)などの分野で活躍する研究者・専門家が登壇。AIとアクセラレーテッドコンピューティングによって、現実世界をどのように表現・予測・制御していくのかをテーマに、最新の研究成果や今後の展望について講演が行われました。下記の通り、2日間で計10講演が行われ、分野を越えた活発な研究交流が展開されました。

■1日目

・「開会のあいさつ」

 香川 豊教授(東京工科大学)

・GPUによる説明可能AIの高速化:AIMEとJacobianAIMEを用いた高速XAI計算

 中西 崇文教授(東京工科大学)

・Physical AIによるHCPSサイバニクスと医療・ヘルスケアの革新

 - 生体・医療システムとAI・ロボティクス・情報システムの融合 -

 上原 皓助教(筑波大学)

・「シミュレーション・データ・学習・推論」を統合する基盤システムとその先

 塙 敏博教授(東京大学)

・NVIDIA アクセラレーテッド コンピューティングによる科学的発見の加速

 Ivan Au-Yeung氏(NVIDIA)

・スーパーコンピュータ「玄界」とその先:九州大学のAI for Scienceへの取り組み

 美添 一樹教授(九州大学)

■2日目

・次の単語から次の世界へ - これはAGIへの道なのか?

 Simon See氏(NVIDIA)

・レジリエントな環境を創出する人間中心のデジタルツイン

 Karla Saldana Ochoa准教授(University of Florida)

・新たな研究フロンティア:インタラクティブ フィジカル AI

 長野 功樹氏(NVIDIA)

・AIで音楽を理解・変換・演奏する:GTTMからRoboSax、AI支援による校歌制作まで

 浜中 雅俊氏(理化学研究所)

・計算数学および工学応用におけるニューラルネットワーク

 Michael Ng教授(Hong Kong Baptist University)

 各講演を通じて、AIによって現実世界をデジタル上に再現するだけでなく、その状態を予測し、さらに現実世界へ働きかけることで、科学・工学・医療・社会のさまざまな課題の解決につなげていく「Computing the Physical World」の考え方について理解を深める機会となりました。今回のシンポジウムは、東京工科大学 NVIDIA AI Technology Center Joint Labの設立を記念するとともに、本学とNVIDIA、国内外の研究機関との連携をさらに発展させる重要な起点ともなります。今後も本学では、AI・コンピューティングをはじめとする先端技術分野の教育・研究を推進するとともに、分野や組織の枠を越えた研究交流を通じて、新たな研究領域の開拓と社会への技術還元をめざしていきます。

【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/