【シラーPER 推移】過去150年以上のCAPEレシオからS&P500の歴史的な割高水準と投資リスクを確認できる長期チャートを公開

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株式会社PhoenixConnect(代表:Yasuyuki Takiuchi)は、S&P500の長期的な割高・割安を確認できる「シラーPER チャート|Shiller PER・CAPEレシオ」を公開しました。1871年から現在までのシラーPER推移に加え、最新値、全期間平均、最高値、最低値、期間別チャートを掲載。株価の勢いだけでは判断しにくい米国株市場の過熱度を可視化し、高値づかみ、過剰なレバレッジ、感情的な売買を避けたい投資家・トレーダーの長期バリュエーション分析を支援します。

■上昇相場ほど見えにくくなる「現在支払っている価格」

S&P500や米国株が高値を更新すると、「まだ上昇するのではないか」という期待が高まる一方、「今から買えば高値づかみになるのではないか」という不安も強くなります。

トレード経験を重ねるほど、単純に株価が上昇しているという理由だけでは買いにくくなります。

企業業績、金利、景気、テクニカル指標を確認しても、現在の株価が企業の長期的な利益に対して、どの程度まで高く評価されているのかを把握できなければ、適切なリスク量を決めることは困難です。

割高だと考えて早く売りすぎれば、その後の上昇を逃す可能性があります。

反対に、上昇へ乗り遅れたくないという焦りからポジションを増やせば、相場の調整によって大きな損失を受ける危険があります。

こうした「買うべきか、待つべきか」という迷いを、感覚ではなく長期データから整理するために活用できるのがシラーPERです。

■シラーPERの長期推移を確認できる専用チャートを公開

株式会社PhoenixConnectは、S&P500のシラーPERを1871年から現在まで確認できる長期チャートページを公開しました。

シラーPERは、Shiller PER、Shiller PE、CAPEレシオ、CAPE Ratio、PE10とも呼ばれる長期バリュエーション指標です。

通常のPERが直近1年間の企業利益を基準にするのに対し、シラーPERでは、インフレ調整後の過去10年間の平均利益を使用して株価水準を評価します。

企業利益は、好景気では一時的に増加し、景気後退や金融危機では急激に減少します。

直近1年間の利益だけを基準にすると、景気が過熱している局面では株価が割安に見えたり、利益が急減した直後には株価が割高に見えたりする場合があります。

シラーPERは10年間の利益を平均することで、短期的な景気変動の影響を抑え、企業の長期利益に対する株価の評価水準を確認しやすくしています。

■現在値だけではなく「どこから、どこまで上昇したか」を見る

シラーPERを投資判断へ活用する際、現在値だけを見ることは十分ではありません。

重要なのは、過去平均、高値、安値との比較に加えて、シラーPERがどのような経路で現在の水準へ到達したのかを確認することです。

Phoenix Connectの公開ページでは、2026年7月20日時点のシラーPERを40.64と掲載しています。

1871年以降の全期間平均は17.41、過去最高値は1999年12月の44.19、過去最低値は1920年12月の4.78です。

現在値は全期間平均の2倍を大きく超え、ITバブル期に記録した歴史的最高値へ近づく水準となっています。

ただし、この数値は「直ちに暴落する」という意味ではありません。

割高な市場は、将来への強い期待や資金流入によって、さらに割高になることがあります。

シラーPERの推移が示すのは、暴落日ではなく、現在の投資家が企業の長期利益に対して、過去と比べてどれほど高い価格を支払っているのかという市場の現在地です。