セクハラ容疑で取調べを受けたハーヴェイ・ワインスタイン。

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『英国王のスピーチ』や『シカゴ』などを手がけたことで知られる映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(63)が22歳の女性に対してのセクハラ容疑で警察から取調べを受けているようだ。ハーヴェイは3月27日、マンハッタンにあるトライベッカ・フィルム・センターの自身の事務所でイタリア人モデルの女性の胸や太ももを触ったと通報されたことでニューヨーク警察から調査されている。

 ある関係者はニューヨーク・デイリー・ニュースに対し、「彼は胸を触る前にその胸が本物かどうか尋ねたそうです。彼女は止めるよう言ったようですが、彼女のスカートに上に手を置いてキスを求めたと言います。彼女は『嫌だ』と答えたそうですが」と語っている。

 この女性は事務所を去った後すぐに警察に駆け込み被害届を出したというが、ワインスタイン・カンパニーに近い関係者はニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄に対し、この訴えは恐喝であり、ハーヴェイは何も間違ったことはしていないと話している。マンハッタン地区検事のサイラス・ヴァンス氏によると、ハーヴェイへの告訴状を受理するかどうかはまだ決まっていないようだ。

 ハーヴェイは映画会社ミラマックスの設立者として知られ、これまで数々のアカデミー賞受賞作品をプロデュースしたハリウッドの超大物。ファッションデザイナーの妻ジョージナ・チャップマンとの間に2人の子供をもうけているほか、2004年に離婚した元妻イヴ・チルトンとの間にも3人の娘たちがいる。

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