本田不在のミラン、リーグ連敗で5試合勝利無し…ラツィオに3失点完敗

写真拡大

 セリエA第20節が24日に行われ、ラツィオと日本代表FW本田圭佑所属のミランが対戦。アジアカップに参加していた本田は欠場した。

 ホームのラツィオは前々節のローマ戦ドロー、前節のナポリ戦に敗戦と勝ち点を稼げていないが、ここまで5位と好調。一方のミランは最近のリーグ戦4試合で2分2敗と勝利無く、10位まで後退している。

 試合は開始4分、ハーフウェーライン付近でドゥシャン・バスタからボールを奪ったジェレミー・メネズがドリブルで持ち上がると、そのままペナルティエリア内左の角度のない位置からファーサイドへ流し込んで、ミランが先制する。

 先行されるも試合はラツィオペースで進む。23分にはロングボールを受けたミロスラフ・クローゼのポストプレーから、アントニオ・カンドレーヴァが強烈なシュートを放ったが、GKディエゴ・ロペスが好セーブで防いだ。

 ミランリードで前半を終えるが、後半開始早々の47分、右サイドをパス交換で崩したラツィオはクローゼがDFとGKの間に速いクロスを送ると、飛び出したマルコ・パローロがボレーで合わせて同点とする。

 さらに51分にはリッカルド・モントリーヴォのバックパスがフィリップ・メクセスと呼吸が合わずに裏へ流れる。そこを見逃さなかったクローゼが、D・ロペスとの1対1を制して、ラツィオが逆転に成功した。

 直後、ミランは肩を痛めたジャコモ・ボナヴェントゥーラに代えてアレッシオ・チェルチ、さらに55分にはマルコ・ファン・ヒンケルを下げ、ジャンパオロ・パッツィーニを送り出す。ラツィオは69分、ステファン・デ・フライの負傷により今冬に獲得したばかりのマウリシオを投入。74分にはクローゼに代えてフィリップ・ジョルジェヴィッチが入り、それぞれ2枚のカードを切る。

 81分にはラツィオに試合を決める3点目が生まれる。右サイドを抜け出したカンドレーヴァの低いクロスをジョルジェヴィッチは合わせきれなかったが、こぼれ球をパローロが蹴り込んだ。ジョルジェヴィッチは同プレーで左足を負傷。担架で運ばれてケイタ・バルデ・ディアオと交代となった。ミランはアンドレア・ポーリに代わり、サリー・ムンタリが入った。

 試合終盤には苛立ちを見せていたメクセスが退場になったミラン。スコアは動かず3−1でラツィオが勝利した。ラツィオは次節アウェーでチェゼーナと、ミランはホームでパルマと対戦する。

【スコア】
ラツィオ 3−1 ミラン

【得点者】
0−1 4分 ジェレミー・メネズ(ミラン)
1−1 47分 マルコ・パローロ(ラツィオ)
2−1 51分 ミロスラフ・クローゼ(ラツィオ)
3−1 81分 マルコ・パローロ(ラツィオ)