行き場失うトーレス、チェルシーが無理なら古巣リヴァプール復帰か

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 日本代表FW本田圭佑が所属するミランの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、古巣リヴァプールへと復帰する可能性が浮上した。12日付のイギリス紙『デイリー・スター』が報じている。

 今夏の移籍市場で、チェルシーから2年契約のレンタル移籍でミランへとやって来たトーレス。しかし、初挑戦のイタリアでは思うようなプレーが出来ず、ここまで10試合に出場し、セリエA第4節のエンポリ戦での初ゴール以降得点がない。直近の2試合では先発の座も奪われ、出場機会は訪れなかった。

 ミランはレンタルバックを望んでいるとみられるが、レンタル元のチェルシー攻撃陣にはスペイン代表FWジエゴ・コスタ、元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ、フランス代表FWロイク・レミーらがおり、同クラブを率いるジョゼ・モウリーニョ監督からも「不可能なことだ。我々にスペースはない。チャンピオンズリーグやプレミアリーグのいずれにおいても、登録リストに空きはないんだよ」と、トーレスの復帰を否定していた。

 次なる移籍先が検討される中、候補に上がったのが2011年まで4シーズン所属し、トーレスが最も輝きを放っていたリヴァプールだった。ウルグアイ代表FWルイス・スアレスを放出したリヴァプールは、イングランド代表FWダニエル・スタリッジが負傷により離脱。今夏、獲得したイタリア代表FWマリオ・バロテッリと、イングランド代表FWリッキー・ランバートがフィットせず、二人合わせてリーグ戦でいまだ1点しかとっていない。この状況に頭を悩ませるブレンダン・ロジャーズ監督は、トーレスの獲得に興味を示していると伝えられている。

 果たしてトーレスは古巣復帰となり、かつての輝きを取り戻せるのか、注目が持たれる。