JavaScriptがGitHubの主流であることが明らかに
本当の理由とは?JSフレームワークだ。
JavaScriptはもう19年選手だが、このオブジェクト指向のプログラミング言語は人気を保ち続けている。調査によると、GitHubの人気上位リポジトリの使用言語として、JavaScriptは未だ主流を占めているとのことだ。
開発者のアサド・ダマーニがGitHubを調査したところ、どの数字をみても、一番選ばれている言語は依然JavaScriptだった。
ダマーニが調べたところ、GitHub上で10,000以上のスターを獲得しているプロジェクトは68あった。ユーザーは動向を追いたいプロジェクトに「スター」を付け、その数はGitHub内で人気があり好評を得たプロジェクトであることを示す。JavaScriptはその中で55.7%を占めていた。歴代最高「スター」獲得数プロジェクトのベスト10においてはより印象的で、JavaScriptはその中の実に70%を占めた。
現時点で1,690万件余りのコード・リポジトリがGitHub上に存在することを考えると、68というのはそれほど大きな数ではない。残念ながら、全リポジトリに言語が指定されているわけではないので、全てを解析するのは不可能なのだ。しかし、言語指定のある20%に関して言えば、16.4%という幾分控えめなシェアではあるが、JavaScriptが主流を占めていることが、ダマーニによって確認されている。
ダマーニはこの調査を行った最初のデベロッパーではない。GitHubにおける人気言語を記録している解析サイト、GitHutは、毎回JavaScriptを1位もしくは上位に挙げている。
なぜ生誕20年にもなる言語が未だこれほど人気なのだろう?おそらく、工夫に溢れているからだ。開発者が素のJavaScriptを使用していなかったとしても、Node.jsのようなJavaScriptベースの近代的なフレームワークを使っているという可能性は高い。その上、JavaScriptには定期的にアップデートがなされている。例えば新しいObject.observe()機能のように。このように、便利な言語として選ばれる理由があるのだ。
更に、JavaScriptは他の言語との親和性も高い。プログラマーが他の言語でバックエンドを設計していたとしても、JavaScriptはブラウザで扱えるフロントエンドの選択肢となる。この調査が示すJavaScript主体のリポジトリの多くでは、幅広い種類の他言語も同じ様に利用されているのだろう。
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ダマーニの調査によれば、リポジトリの「スター」獲得数、フォーク数などでトップに立っている。全ての結果は彼のサイトで閲覧可能だ。
トップ画像提供:Madeleine Weiss
Lauren Orsini
[原文]