森喜朗元首相

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森喜朗元首相が16日、都内で行われた「toto助成金交付式」に出席。席上で、2001年から全国発売が始まった「スポーツ振興くじtoto」の変遷を語った。

文部科学省が『博打のテラ銭稼ぎをするのか?』と言われたのが一番辛かった」「一番うるさかったのは、PTA。そして、某政党が、なかなかウンって言わなかった」とスタートするまでの苦労を次々ともらしていた。

その後、実際に始まってみても、伸び悩んだ次期があったという。

年間の売上目標額は、1000〜2000億円と計画されていたが、100億円のラインで低迷していた。森氏は「当たらない、分からない、売れない…と、無い無い尽し。被害が大きくなる前につぶすつもりだった」と明かした。

「だが人間、あきらめて、つぶすと分かったら変なネルギーが湧いてくるもので、そこから、ドカーンとBIG(最高当せん金6億円のくじ)というものが出てきたんですね」と転機になった歩みを話し、「これが意外と当たって、今日に至るんです」とにこやかな表情をつくり、締めくくっていた。

なお、これからの平成26年度は、日本のスポーツ振興のために配分されるのは2,742件。金額は、約177億円と発表されている。

約177億円の分類
・地域のスポーツ施設の整備(約83億)
・スポーツの競技水準の向上(約57億円)
・地域スポーツの普及(約27億円)
・東日本大震災の復旧 復興支援(約10億円)
・二次募集(20億円程度)