本田圭佑、遠藤保仁 (写真:フォート・キシモト)

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これまで僕は今回のワールドカップで日本は勝つことだけにこだわってはいけないと言い続けてきました。主導権を持って攻め勝つという日本の戦い方が世界にどこまで通じるのか。日本がこの方向で正しいのかどうかを判断し、今後ベスト8、ベスト4と進んでいくためには、本番で試してみることが重要なのです。

ただ、そうは言っても「いい戦いをした」というだけではそこで終わり。結果を出してこそ方向が間違っていなかったことを証明したことになりますし、評価することはできません。また、自信にもならないのです。

そのためには必ずグループリーグを突破しなければなりません。ポイントは最初の2戦です。このグループの中で最大の難敵と思われる第3戦のコロンビア戦を前に、勝点6を確保しておきたい。つまりコートジボワール戦とギリシャ戦には必ず勝ってほしいと思います。

コロンビア戦までに勝点6を確保しておけば、余裕を持ってグループリーグ最終戦に臨めます。もしかするとベスト16で対戦するD組上位チームの順位を考えながら戦えるかもしれない。こう書くと「それは理想だけど、そこまで上手くいかなくても大丈夫じゃないか」という反論に遭いそうですね。

ですが、第3戦に挑むとき「●点差以上が必要」という状況になると、本当に厳しい戦いになるのです。たとえば1996年アトランタ五輪のとき。第3戦目のハンガリー戦では勝ったものの得失点差に泣きました。また2006年ドイツワールドカップの際には、第3戦ブラジル戦では「最低でも2点差以上」という厳しい条件で戦わなければなりませんでした。

ですから第2戦を終えて勝点6というのは、十分条件ではなくて必要条件だと思います。だけど今の日本なら大きな可能性はあります。ぜひ勝ち上がり、ベスト16ではワールドカップ優勝経験のあるチームと戦ってほしい。そうすれば日本はさらに上のステージのチームに成長することができると思うのです。