2月10日発売の浄水電気ケトル「ウォーターフィルターケトル」(BRITA Japan、大石アンドアソシエイツ)

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寒さの厳しい朝方は、熱いコーヒーを飲むと生き返る。この時期、コーヒーや緑茶を呑むためにお湯を沸かして一日が始まるという人も少なくないだろう。でも、どうせならやっぱり浄水器で美味しくなった水で沸かしたい。だけどそれは面倒だと思っている人に、こんな便利なアイテムを紹介したい。

2月10日発売の「ウォーターフィルターケトル」(BRITA Japan、大石アンドアソシエイツ)。ドイツの浄水器メーカー「BRITA」 と、イギリスの代表的な家電ブランド「RussellHobbs」とのコラボによって作られた、浄水ポットと電気ケトルを一緒にした製品。水道水をケトルに注ぐと、カートリッジを通じて水をろ過し、そのままお湯を沸かすことができる。

カートリッジは活性炭とイオン交換樹脂の働きで、ニオイや味に影響する物質を除去するだけでなく、日本の水質に合わせて日本人が“おいしい”と感じる硬度に調整されているという。さらに、水がカートリッジ内を自然なスピードで流れる仕組みによって、ろ材との理想的な接触時間が生まれ、まろやかでおいしい水ができあがるそうだ。

ちなみに、ろ過からお湯が沸くまでの時間はどのくらいか聞いたところ、
・1リットルの水をろ過するのに約2.5〜3分
・1リットルのお湯を沸かすには約6〜8分
とのことだ。なお、ろ過の途中からスイッチを入れて沸し始めることもできる。

同製品の開発にあたって、機能、デザイン面のこだわりは?
「自動電源オフ装置やカートリッジ交換時期(使用可能日数)を知らせる液晶メモなど、ラッセルホブス、ブリタがそれぞれのブランドの基本性能、付加価値を活かしているところです」
「湯沸し中にはブルーのライトが点灯するなどのデザイン性にも工夫をしています」
なるほど、写真を見る限り、おしゃれで機能的な感じがします。

そして、イギリスとドイツのメーカーがコラボした経緯とは?
「ドイツのブリタは、ヨーロッパを中心にいくつかの家電メーカーと組んで浄水機能付きの製品を開発し、カートリッジを提供しています。イギリスのラッセルホブスもそのブランドのひとつであり、日本側の総代理店である大石アンドアソシエイツ、さらに本社間での協議の結果、イギリスを中心に発売されている電気ケトルを日本仕様にして発売することとなりました」
「温かい飲み物はもちろん、料理、赤ちゃんのミルクづくりなどにもケトルを利用する人が増えています。他方、ポット型浄水器は近年小型化し、冷蔵庫に入れて保管する人も多いため、それを湯沸しに利用するのは非経済的。それが、水道水をそのままケトルに注ぎ、沸かすことができるのは大きなメリットといえます」

すでに日本でお馴染みのポット型浄水器ブランド「BRITA」。今回のコラボで電気ケトルの分野でも知名度が上がりそうだ。なお、製品には両方のブランドマークが刻印されている。これって格好いいかも。言うならば、独英同盟という浄水電気ケトル。この便利さにはまる人も出てくるだろう。筆者も使ったら結構はまるかも……。
(羽石竜示)