クリーニングの面倒くささとはおさらば!

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1月12日放送のTBS『がっちりマンデー』を見ていたら、某有名社長が、いま注目しているベンチャー企業として、ホワイトプラスという会社を紹介していた。

そのホワイトプラスが展開しているのが、インターネットのクリーニング宅配サービス「リネット」。ネットで申し込むと宅配業者が集荷にきて、2〜5日後に送り返してくれるというもので、夜遅くまで集荷と受付ができるのが特長。これがあまりに便利そうすぎて、朝からテレビにくぎ付けになった。最近はDVDの宅配レンタルなどもあるが、よもやクリーニングまで宅配できるようになっていたとは!

仕事が忙しい人はもちろん、私のような主婦にとってもクリーニングを出すのは結構面倒くさい家事のひとつ。コートなどの季節モノは家族分まとめると重いし、出したら出したで引き取りに行くのがまた面倒。当日仕上げを頼んでも、急に子どもが熱を出したり、雨が降ってきたりして、結局何日も取りに行けずじまい、なんてこともありがち。そもそも寒い日は外に出るのさえ億劫だし……。でも、宅配クリーニングなら、そんな悩みのアレコレを一気に解決してくれるはず!

あまりに気になったので番組終了後、さらに詳しく調べてみた。すると今でこそ宅配クリーニングサービスはいくつかあるが、2009年にサービスを開始した「リネット」はいわばそのパイオニア的存在。すでに4万人の会員がいる。

利用方法はとても簡単。インターネットで24時間予約でき、申し込みからなんと最短で2時間後にはヤマトが引き取りにきてくれる。仕上がったクリーニング品が届くのも、最短で2日後という驚きのスピード感! 料金はワイシャツ158円、スーツ上720円、スーツ下480円など(※月額315円のプレミアム会員価格)。近所のクリーニング店と比べても値ごろ感があるのが嬉しい。

肝心の仕上がりも高品質で、なんと染み抜きはすべて無料で対応(※特殊染み抜きは別途有料)。提携工場のクオリティが相当高く、仕上がりには定評があり、リピーターも多い様子。それもそのはず、工場の選定にあたっては、なんと50社以上(!)を周り、汚れ落ちや仕上がり具合を徹底チェック。基準をクリアした選りすぐりの工場とのみ契約しているそうだ。そのため、取り扱いが難しいといわれる高額ブランドモノにも対応してくれる。

宅配なのに料金がリーズナブルなのは、店舗を持たないことで土地代や人件費が節約できるうえ、受付・検品・梱包・発送といったクリーニング周りの一連業務を自社でシステム化しているから。梱包や検品などは実際に自分たちでやってみて、どうすればシワにならないか、効率的なフローになるかなどを考え抜いたそう。とくに梱包は必要に応じて緩衝剤を挟むなど細やかな配慮が秀逸で、その丁寧な作業ぶりに驚く人も多いようだ。

もともと「リネット」は世の中の人々のクリーニングに対する不便や不満を解消しようと立ち上げられたサービスだが、立ち上げメンバーはウェブ業界の人間ばかりで、クリーニングに関してはド素人だった。だからこそ、とことん顧客目線でサービスを作り上げているのが特長だ。サービス開始後もユーザーの不満をメールで募集するなど、サービス向上に妥協がない。

ホワイトプラス自体、2009年創業、経営陣をはじめ20代が活躍する若い会社である。それゆえに発想力も柔軟で、このような画期的なサービスを生み出す素地があったのだろう。某有名社長も目を向けるほど細部にまでこだわったサービスの追求ぶりはスゴイのひとことに尽きる。

そして何より宅配クリーニングは働く人や主婦の救世主! とりあえず私も近いうちに利用してみたいと思います。
(古屋江美子)