現地で高まる本田への期待…「楽しみ」との声、ユニはすでに1000枚販売
ミランの本田圭佑が誕生した。クラブ公式サイトはトップページで「WELCOME KEISUKE」という言葉とともに、背番号10と本田の横顔をあしらったデザインで、歓迎の意を示した。
4日、ミラノのマルペンサ国際空港では約200人が本田を待ちうけた。到着口を出てくるまでにわざわざ、クラブが用意したドルチェ&ガッバーナのミラン公式スーツに着替えて第一歩を記した本田。すでにロッソネーロ(赤と黒、ミランの愛称)の一員として、新天地イタリアでベストを尽くす覚悟とオーラがにじみ出ていた“上陸”だった。ファンや報道陣の混乱をものともせずに終始、トレードマークとなったサングラスをかけ、クールな表情を崩すことなく本田らしさで初日を乗り切った。
本田の到着を空港で待ち受けていたマルコ・ガリベルティさんは「クオリティーの高いプレーヤーだし、セリエAの順位を上げてくれるはずだ。CSKA時代の試合も見ていたし、FKは素晴らしい。いい左足を持っているよ」と期待している。またジャコモ・アンドリアノさんも「コンフェデ杯イタリア戦でのプレーは印象的だった。僕たちイタリア人にとっては苦い試合となったけれど…。普通の選手とは違うすごさを見せつけてくれるはずだ。ただチャンピオンズリーグに出場できないのだけが残念だ」と話した。
プレーだけではなく、個性的なファッションにも注目が集まっている。「金髪にサングラスだろ? 今のミランでプライベートの格好が話題になるなんて、(マリオ)バロテッリぐらいじゃない? 面白いね。ただ、もちろんどんなプレーをするかが一番重要だ」とマウロ・ポタンツァさんは別の見方で本田の印象をコメントした。
イタリアの報道陣は本田についてどう考えているのだろうか。
ミラン・チャンネルのフランコ・オルディネ氏は「最良の時期に移籍してきた」とポジティブな見方をしている。「モチベーションが高く、真面目でプロ意識も強い。これは重要だ。私は、すでに完成された選手だと信じている」と最高の賛辞で本田を評価した。そして「カカ、本田、バロテッリの3人がうまく機能するか? それは今後、徐々に明らかになっていくことだ。私としてはとても興味深いし、楽しみだ」と期待している。
じわじわと本田効果は広がっている。ミラノ中心地にあるオフィシャルショップではすでに1000枚以上の「背番号10 HONDA」のユニフォームが売れているという。
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ミラノ周辺とロンバルディア州ページで、本田に絡めて在ミラノ日本人の数やミラノの日本食レストラン、日本とイタリアの文化交流を目的とした協会の情報などを取り上げた。
8日の記者会見は英語、イタリア語、日本語という異例の3カ国語会見となりそうだ。まずイタリア人記者対応として英−伊の質疑応答の後、続いて日本語だけで一問一答となる。イタリアでも日々、本田フィーバーは高まるばかりだ。
文=赤星敬子
4日、ミラノのマルペンサ国際空港では約200人が本田を待ちうけた。到着口を出てくるまでにわざわざ、クラブが用意したドルチェ&ガッバーナのミラン公式スーツに着替えて第一歩を記した本田。すでにロッソネーロ(赤と黒、ミランの愛称)の一員として、新天地イタリアでベストを尽くす覚悟とオーラがにじみ出ていた“上陸”だった。ファンや報道陣の混乱をものともせずに終始、トレードマークとなったサングラスをかけ、クールな表情を崩すことなく本田らしさで初日を乗り切った。
プレーだけではなく、個性的なファッションにも注目が集まっている。「金髪にサングラスだろ? 今のミランでプライベートの格好が話題になるなんて、(マリオ)バロテッリぐらいじゃない? 面白いね。ただ、もちろんどんなプレーをするかが一番重要だ」とマウロ・ポタンツァさんは別の見方で本田の印象をコメントした。
イタリアの報道陣は本田についてどう考えているのだろうか。
ミラン・チャンネルのフランコ・オルディネ氏は「最良の時期に移籍してきた」とポジティブな見方をしている。「モチベーションが高く、真面目でプロ意識も強い。これは重要だ。私は、すでに完成された選手だと信じている」と最高の賛辞で本田を評価した。そして「カカ、本田、バロテッリの3人がうまく機能するか? それは今後、徐々に明らかになっていくことだ。私としてはとても興味深いし、楽しみだ」と期待している。
じわじわと本田効果は広がっている。ミラノ中心地にあるオフィシャルショップではすでに1000枚以上の「背番号10 HONDA」のユニフォームが売れているという。
イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ミラノ周辺とロンバルディア州ページで、本田に絡めて在ミラノ日本人の数やミラノの日本食レストラン、日本とイタリアの文化交流を目的とした協会の情報などを取り上げた。
8日の記者会見は英語、イタリア語、日本語という異例の3カ国語会見となりそうだ。まずイタリア人記者対応として英−伊の質疑応答の後、続いて日本語だけで一問一答となる。イタリアでも日々、本田フィーバーは高まるばかりだ。
文=赤星敬子