「だんご」の呼び方について
テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」より
私は寒いのが苦手だ。これからが冬本番だというのに、早くも春が待ち遠しくなっている。
春になったら、河川敷沿いの土手に腰を下ろして、だんごでも食べたいものだ。
だんご。弾力ある食感を彷彿させる最初の2文字「だん」と、田舎っぽい素朴さやゴロッと転がる形状を
1文字に集約したかのような「ご」が、あの和菓子にピッタリである。
これがもし、別の呼び方をする世の中だったら、イメージはだいぶ違うものになるだろう。
私はだんごから、あるタレントをよく思い浮かべる。元プロボクサーの輪島功一さんだ。
タレント業の傍ら、だんご屋を経営している輪島さんのことを、どうしても連想するのだ。
つまり、こんな方程式が頭の中にある。
だんご = 輪島が売っている和菓子
今回は、だんごの呼び方を「輪島が売っている和菓子」略して「輪島」に置き換えて、
いくつかのシチュエーションを想像してみた。会話形式でご覧いただこう。
Situation.1 路上
彼氏:「瞳のやつ、急にいなくなって……。はぐれたのかな」
彼女:「お待たせー」
彼氏:「どこ行ってたんだよ。もう花火大会はじまってんのに。電話も出ないから、心配したんだぞ」
彼女:「そんなに怒らないで」
彼氏:「なんだよ、その袋」
彼女:「買ってきたの。ビールと、たこ焼きと、陽ちゃんの好きなりんご飴もあるよ」
彼氏:「………………買うなら買うって、言ってけよ」
彼女:「ごめーん」
彼氏:「まったく。瞳はほんと、『花より輪島』だよな」
彼女:「えへへ」
Situation.2 家庭
少女:「おばあちゃん、なに作ってんの?」
祖母:「月見輪島だよ。今日は中秋の名月だろ。お月様に輪島をお供えしなきゃね」
少女:「私も手伝う。輪島、いくつ盛ればいいんだっけ?」
祖母:「十五夜にちなんで、15個の輪島を盛りつけるのさ」
少女:「オッケー。3段にするんだよね」
祖母:「そう。一段目に9個の輪島、二段目に4個の輪島、三段目に2個の輪島。
注意しなきゃいけないのが、三段目は正面から見て、輪島を縦に2個並べるんだよ。
輪島を横に2個並べるのは、仏様へのお供えだからね」
少女:「へ〜。やっぱり、おばあちゃんは物知りだなぁ」
祖母:「だてに長生きしちゃいないよ」
Situation.3 和菓子屋
店員:「いらっしゃい。何になさいます?」
客:「あ、どうも」
店員:「おにいさん、うちはね、串輪島がオススメよ」
客:「いっぱいあるんですね」
店員:「みたらし輪島、三色輪島、ゴマだれ輪島、草輪島。シンプルな焼き輪島も人気ね」
客:「どうしよう。目移りしちゃうなぁ」
店員:「それからね、うちは自家製の輪島だから、大量生産の輪島とは柔らかさや風味が違うの」
客:「手作りの輪島なんですか?」
店員:「そうよ。うちの主人が朝4時から作ってる輪島なの。あの人ったら輪島のことしか頭にないような人でね。
ま、そんなところに惚れて一緒になったんだけど。あら、やだ。なんの話だったかしら?」
客:「ははは」
店員:「さぁさぁ、いらっしゃいませ〜。当店自慢の輪島はいかがですか〜」
Situation.4 公園
母親:「たっくん!もう暗くなるから帰るわよー!」
子供:「うん!今いくー!」
母親:「……………………………………また、そんなにお洋服を汚して。何やってたの?」
子供:「あのね。泥輪島を作ってたの。誰にも分からないとこに隠してきたんだ」
母親:「帰ったら、ちゃんと石鹸で手を洗いなさい」
子供:「うん。それより、おなか減ったなぁ。ママ、今日の晩御飯なに?」
母親:「今夜はね、鶏輪島鍋よ」
子供:「やったー!僕、鶏輪島だいすき!」
母親:「ふわふわでジューシーよ〜」
子供:「あ、そうだ!うちに持って帰ろうと思って、ポケットに入れておいたんだ」
母親:「何を?」
子供:「さっき、捕まえたの。ほら、輪島虫」
母親:「キャッ!!持って帰らないの!!」
Situation.5 体育館
合唱コンクール実行委員:「次は2年D組です。曲目は『輪島3兄弟』。
指揮、大下隼人くん、伴奏、三浦明日香さん。それでは、2年D組のみなさん、お願いします」
2年D組一同:
「♪串にささって 輪島 輪島
3つならんで 輪島 輪島
しょうゆぬられて 輪島 輪島
輪島3兄弟
(中略)
春になったら 花見 花見
秋になったら 月見 月見
一年とおして 輪島 輪島
輪島3兄弟
輪島
輪島 輪島
輪島 輪島
輪島3兄弟
輪島3兄弟
輪島3兄弟
輪島!!」
いかがだったろうか。
私は思うのだ。春になって、土手に腰を下ろして食べるのは、塩大福にでもしようかなと……。
私は寒いのが苦手だ。これからが冬本番だというのに、早くも春が待ち遠しくなっている。
春になったら、河川敷沿いの土手に腰を下ろして、だんごでも食べたいものだ。
だんご。弾力ある食感を彷彿させる最初の2文字「だん」と、田舎っぽい素朴さやゴロッと転がる形状を
1文字に集約したかのような「ご」が、あの和菓子にピッタリである。
これがもし、別の呼び方をする世の中だったら、イメージはだいぶ違うものになるだろう。
タレント業の傍ら、だんご屋を経営している輪島さんのことを、どうしても連想するのだ。
つまり、こんな方程式が頭の中にある。
だんご = 輪島が売っている和菓子
今回は、だんごの呼び方を「輪島が売っている和菓子」略して「輪島」に置き換えて、
いくつかのシチュエーションを想像してみた。会話形式でご覧いただこう。
Situation.1 路上
彼氏:「瞳のやつ、急にいなくなって……。はぐれたのかな」
彼女:「お待たせー」
彼氏:「どこ行ってたんだよ。もう花火大会はじまってんのに。電話も出ないから、心配したんだぞ」
彼女:「そんなに怒らないで」
彼氏:「なんだよ、その袋」
彼女:「買ってきたの。ビールと、たこ焼きと、陽ちゃんの好きなりんご飴もあるよ」
彼氏:「………………買うなら買うって、言ってけよ」
彼女:「ごめーん」
彼氏:「まったく。瞳はほんと、『花より輪島』だよな」
彼女:「えへへ」
Situation.2 家庭
少女:「おばあちゃん、なに作ってんの?」
祖母:「月見輪島だよ。今日は中秋の名月だろ。お月様に輪島をお供えしなきゃね」
少女:「私も手伝う。輪島、いくつ盛ればいいんだっけ?」
祖母:「十五夜にちなんで、15個の輪島を盛りつけるのさ」
少女:「オッケー。3段にするんだよね」
祖母:「そう。一段目に9個の輪島、二段目に4個の輪島、三段目に2個の輪島。
注意しなきゃいけないのが、三段目は正面から見て、輪島を縦に2個並べるんだよ。
輪島を横に2個並べるのは、仏様へのお供えだからね」
少女:「へ〜。やっぱり、おばあちゃんは物知りだなぁ」
祖母:「だてに長生きしちゃいないよ」
Situation.3 和菓子屋
店員:「いらっしゃい。何になさいます?」
客:「あ、どうも」
店員:「おにいさん、うちはね、串輪島がオススメよ」
客:「いっぱいあるんですね」
店員:「みたらし輪島、三色輪島、ゴマだれ輪島、草輪島。シンプルな焼き輪島も人気ね」
客:「どうしよう。目移りしちゃうなぁ」
店員:「それからね、うちは自家製の輪島だから、大量生産の輪島とは柔らかさや風味が違うの」
客:「手作りの輪島なんですか?」
店員:「そうよ。うちの主人が朝4時から作ってる輪島なの。あの人ったら輪島のことしか頭にないような人でね。
ま、そんなところに惚れて一緒になったんだけど。あら、やだ。なんの話だったかしら?」
客:「ははは」
店員:「さぁさぁ、いらっしゃいませ〜。当店自慢の輪島はいかがですか〜」
Situation.4 公園
母親:「たっくん!もう暗くなるから帰るわよー!」
子供:「うん!今いくー!」
母親:「……………………………………また、そんなにお洋服を汚して。何やってたの?」
子供:「あのね。泥輪島を作ってたの。誰にも分からないとこに隠してきたんだ」
母親:「帰ったら、ちゃんと石鹸で手を洗いなさい」
子供:「うん。それより、おなか減ったなぁ。ママ、今日の晩御飯なに?」
母親:「今夜はね、鶏輪島鍋よ」
子供:「やったー!僕、鶏輪島だいすき!」
母親:「ふわふわでジューシーよ〜」
子供:「あ、そうだ!うちに持って帰ろうと思って、ポケットに入れておいたんだ」
母親:「何を?」
子供:「さっき、捕まえたの。ほら、輪島虫」
母親:「キャッ!!持って帰らないの!!」
Situation.5 体育館
合唱コンクール実行委員:「次は2年D組です。曲目は『輪島3兄弟』。
指揮、大下隼人くん、伴奏、三浦明日香さん。それでは、2年D組のみなさん、お願いします」
2年D組一同:
「♪串にささって 輪島 輪島
3つならんで 輪島 輪島
しょうゆぬられて 輪島 輪島
輪島3兄弟
(中略)
春になったら 花見 花見
秋になったら 月見 月見
一年とおして 輪島 輪島
輪島3兄弟
輪島
輪島 輪島
輪島 輪島
輪島3兄弟
輪島3兄弟
輪島3兄弟
輪島!!」
いかがだったろうか。
私は思うのだ。春になって、土手に腰を下ろして食べるのは、塩大福にでもしようかなと……。
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