蜂の巣に、みつばちが止まった愛らしい見た目もポイント。『東京ハニーシュガー』は東京駅東京銘品館 南口店のみで、7月1日より発売予定。577 円( 6 個入)、 1050 円(12 個入)、 1575 円(18 個入)の3種類

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洋菓子ブランド『ヨックモック』から、東京駅限定発売のお菓子が新登場するという。『ヨックモック』といえば、葉巻状にくるっと巻かれた「シガール」が代表的なお菓子。以前、会社勤めしていたときに、お中元などでいただいた「シガール」が、あっという間になくなってしまったのを思い出すのだが、そんな定番人気のお菓子といった感じ。きっとファンも多いはず!

さて、その『ヨックモック』が新たに、しかも東京限定土産のお菓子を発売するとのことで、期待も高まる。そのお菓子の名前は『東京ハニーシュガー』。さっそく『ヨックモック』に問い合わせてみた。

東京限定ものといえば、様々なブランドから発売されていて、当然、競争率も高い。東京限定という意味で特に意識したこと、作るのに苦労した点はどんなところでしょうか?

「購入されたお客さまに美味しさだけではなく、やはり“東京でおもしろいお菓子みつけた”という話題も提供できたら、より喜んでもらえるのではと考え、まずは話題に出来る要素を加えることを意識しました。さらに、自分用ではなく、お土産を買う駅の市場では“食べたらわかるおいしさ”ではなく、“食べなくても惹きつけられるお菓子”でなくてはいけません。ある程度の親しみやすさ、わかりやすさが必要で、この両者の折り合いが苦労した点です」

たしかに、食べる前に惹かれる要素はとても重要かもしれない。では今回、ハチミツに目をつけたきっかけは?

「蜂の巣のハニカム構造(ハチの巣に見られる正六角形の凹凸)を利用したら、おいしいお菓子がつくれるのではないかとひらめきました。ハチミツ味にしたかったというよりは、ハニカム構造をお菓子に生かしたい。だったら味はハチミツだろうという開発の流れだったんです」

味よりも先に、構造を生かすところから生まれたというのもなかなかユニーク。

「見た目が蜂の巣型で、ハチミツ味ならとてもわかりやすいですし、蜂の巣のハニカム構造はお菓子の設計としては新しく、味覚にも好影響だと思いました。というのも、ハニカム構造にすると凹凸ができ、サクサクの食感を作り出せますし、シロップをまぶせば、凹にたっぷり溜まり、噛めば噛むほど味わいが口に広がります」

なんだか話を聞いただけでも、おいしそうなイメージ。ちなみに、ハニカム構造をどんなスイーツで表現すべきか、ゴーフレットに決まるまでにも試行錯誤があったそうで、最初は“ふがし”なども候補に挙げて試作していたのだとか。

はちみつが香る新感覚のゴーフレット、『東京ハニーシュガー』は7月1日発売予定。スマートフォンで「mue Alive!」というアプリをダウンロードし、『東京ハニーシュガー』のパッケージ(天面)にスマホをかざすと、現実のパッケージが突然動き出すような疑似体験ができる、『東京ハニーシュガーオリジナルAR』の期間限定配信もあるとのことでお楽しみ。

果たして、東京土産の新定番となるか!? 「シガール」ファンのみなさんにも、ぜひ確かめてみていただきたい!
(田辺 香)