ドラマ「空飛ぶ広報室」第5話は高射群機動展開訓練のマスコミ公開がテーマでした。
※当コラムは、これから広報・PR活動に取り組もうと考えているベンチャー・中小企業や、広報部門に異動してきたばかりの新任担当者など、広報・PR初心者を対象にしています。

■ニュースだけがネタではない!

えてして“新規性”だけに囚われて「うちの会社は、そうそう新しい話も無いしな・・・」と嘆かれる方もいらっしゃいますが、広報・PR活動の対象となる情報はそれだけではありません。

ドラマでも高射群機動展開訓練という普段滅多に見られないものをフックにマスコミ公開を実施したほか、帝都テレビはそれに加えて柚木三佐(水野美紀)という“広報パーソン”を密着取材していたように、社内の取り組みや制度だったり、またキーパーソンとなる社員を立てたりすることで、その企業の思想・社風や優位性などを訴求していくことも重要な広報・PR活動です。

またパブリシティに限らず、企業サイトやSNSなどオンラインコミュニケーション、会社案内などの広報ツール、社内報・イントラネットなどのインナーコミュニケーションなど、“誰に対して”“何を訴求するのか”によって、さまざまな展開が考えられます。

尚どこの会社でもやっている取り組みだったり、どこにでもいるような人だったりではもちろん意味がなく、“独自性”があり且つ実際に効果や実績を出していることが前提であることは言うまでもありません。


■トラブル発生時について(クライシスコミュニケーション)

マスコミ公開が始まった直後、入間基地に向かっていた車両が交通事故を起こしてしまいました。そんな中で柚木三佐は冷静に状況確認を行い、そして速やかにマスコミに報告することを決断しました。

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