キャリア11戦で3試合がアジアンMMAで戦っている安藤晃司。LFCライト級王者ジャダンバ・ナラントンガラグへの挑戦を現実のものとするため、ロブ・ヒルに挑む。これがマカオで3度目のファイトになる安藤だ

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16日(土・現地時間)にマカオ・グランドハイアットで行われるLFC09 のメインで、LFCライト級王座挑戦者決定戦としてロブ・ヒルと対戦する安藤晃司。アジアに活躍の場を求めて4戦目、いよいよタイトル戦につながる試合が組まれた。「アジアに安藤ありをアピールしたい」と語る安藤に意気込みを聞いた。

――今大会ではライト級王者ジャダンバ・ナラントンガラグへの挑戦権をかけた重要な一戦が決まりました。

「LFCで3試合目なんですが、挑戦者決定戦というチャンスをもらって、すごく気合いも入っているし、勝たなければ意味がない試合だと思っています。チャンピオンのナラントンガラグ選手は、日本でも知られていて、本当に強いファイターだと思います。そのナラントンガラグ選手に勝つことに意味があると思って、僕はLFCに参戦しているので、ナラントンガラグ選手からベルトを取ることで、自分の存在をアピールしたいです」

――どのタイミングで挑戦者決定戦のオファーがあったのですか?

「2月のダミアン・ブラウン戦直後のアフターパーティで、関係者から『次はエイドリアン・パンと試合を組むから、そこで勝ったらタイトルマッチだ』と言われていて。パン選手が怪我で試合が出来なかったらしく、ヒル選手と試合が組まれることになりました。でもヒル選手の方が僕よりもいい勝ち方をして、結果も出しているし、チャンピオンに近いポジションにいる選手だと思うんです。

ファイターとしても本当にアグレッシブな選手なので、彼と戦うこと自体が楽しみです。試合そのものもメインイベントに組まれるらしくて、そのくらい関係者やファンのみなさんに期待してもらっているカードだなと感じています。そういう部分では勝つことが大前提ですが、試合内容も問われることになると思います」

――ヒルに対してはどんな印象を持っていますか?

「LFCの三賞をすべて獲得しているアグレッシブなファイターで、ファンの人気も高い選手だと思います。それにすごくプロ精神がある選手で、去年10月のトルネード・ソン戦でヒル選手は拳を骨折して、6カ月間は試合が出来ないと聞いていたんです。そうしたら試合直前のオファーを受けて5月大会に出てきて、しかも粕谷優介選手に逆転で一本勝ちしている。イアン・シャファー戦を見ても本当にハートが強いと思います」

――では今回の試合はかなりタフな展開になりそうですね。

「ブラウン戦は一本勝ちでしたけど、試合の流れで自分の形にハマっただけで、ギリギリの試合になるつもりで戦いました。だから今回も5分3Rフルに削り合って、競り合うタフな試合になると思っています」

――ROAD FCから数えると、海外での試合は4戦連続となりますが、もう違和感はないですか?

「僕自身は海外だからといって変わることはないのですが、どうしても僕くらいのキャリアの選手が海外で試合するという部分で大変さは感じています。大きなスポンサーがいるわけでもないし、サポートしてくれる人が大勢いるわけでもない。例えば渡航スケジュールが決まっても、それに時間を調整してくれる人は限られていて、誰にセコンドをお願いするかも難しかったりします。

でも、それがハングリー精神にもつながるし、僕自身は一人で海外に乗り込んでセコンドなしでも戦う覚悟を持って海外で戦うことを選びました。もちろんRFCもLFCも、すごく選手のことをケアしてくれて、しっかりと体制が整っているプロモーションなので、安心して試合することが出来ます」

――安藤選手は海外の試合として、アジアのプロモーションを選択して、ここまで戦ってきました。ここで結果を出して自分の存在をアピールしたいという気持ちは強いですか?

「僕は格闘技を趣味でやるのではなく、生活のためにやりたいという気持ちが強くて、少しでも多くの収入を得たいという目標があります。日本の団体を否定するわけではないですが、僕の場合は海外で試合をした方が条件も良いし、海外で勝つことで自分をもっとアピールすることが出来る。LFCはアジアでも世界から注目されているプロモーションだと思うので、そこで結果を出して“アジアに安藤あり!”をアピールしたいです」
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