水野竜也、ONE FCで古豪ババル戦へ
23日(土・現地時間)にマレーシアのクアラルンプールにあるスタジアム・ネガラで開催されるONE Fighting Championship 04「Destiny of Warriors」。今や名実とともにアジア・ナンバーワン1イベントになりつつあるOFCにとって初のマレーシア大会には、日本から継続参戦となる今成正和、そして水野竜也が出場する。
ブラジルの古豪といってもおかしくないヘナート・ババルとの対戦となる水野は、この春、長南亮が開いたTRIBE TOKYO MMAに所属することとなり、フリーとしての活動を終えた。新しい環境に身を置くことになった日本を代表する重量級ファイターのリスタート、初の東南アジア遠征を前にTTMに水野竜也を訪れた。
――試合まで2週間ほどになった水野竜也選手です。体調の方はいかがですか。
「追い込みから、ペースを下げだしたところで、まだ疲れは残っています。ここから疲れが抜けてくれば、いつもと同じような感じなので、大丈夫だと思います」
――この試合が、長南亮選手が開いたTRIBE TOKYO MMA所属になって初めての試合になります。
「やっている感が凄くあります。これまでも、やっているつもりではいたんですけど、自分の限界を超えることはなかなかできなかった。それが、ここにくると追い込んでもらえるので、自分の限界を引き出してもらっています」
――今日のプロ練習でも、激が入っていたようにケツを叩かれるということですね。
「ハイ、そういうことです……」
――TTM所属になり、出稽古も続けられているのですか。
「少なくはなりましたが、慧舟會の岡見(勇信)さんたちとはやっていました。出稽古は岡見さんのところぐらいで、キックなど他のジムに行くことはなくなりました」
――今はチーム・クエストの方に滞在中ですが、岡見選手と一緒に練習を続けていたということは、やはりサイズ的なこともあってですか?
「やっぱり大きな者同士でやらないと、なかなかイメージがわいてこないということがあるので。練習相手が小さすぎると、テイクダウンで組みつく位置も変わってきてしまいますしね。そういう部分があるので、出稽古で大きな人を探して練習しています」
――次の試合はクアラルンプールで行われるOFCとなりました。日本でビッグショーがなくなり、米国の大会に招聘されることも決して簡単ではない状況のなかで、今回の試合の位置づけをどのようにして捉えられていますか。
「ステップアップじゃないですかね? 日本のなかで戦っているよりも、海外……、敵地で試合をして結果を出す。ある程度、みんなに見てもらえる場所で戦って評価を受けないと、世界では認められないし、そういう部分で強い相手ですが、上を目指す上でステップアップとして捉えています」
――1月にハワイで行われたプロエリートに続き、ケージでの試合となりました。
「ケージはそれ以前に08年に豪州のウォリアーズ・レルムという大会でも戦っているので3度目になります。プロエリートはサークルケージで、OFCとほぼ同じなのでケージで戦うことに不安はないです」
――では、クアラルンプールで試合をするということに関し、不安はないですか? 3月のOFCシンガポール大会ですら、参加した日本人選手のなかには、食事面など合わなかった人もいたようです。クアラルンプールは、シンガポールよりも、さらに東南アジアチックな街です
「基本、僕はそういうところは気にならないんです。対戦相手も同じ条件だっていうこともありますし。これまでに、結構メチャクチャな試合もやってきたので、そこはどうにでもなると思っています」
――中華とインド料理ばかりが周囲にあっても、構わないということですね。それは海外で戦ううえで、心強いです。
「食べものはとりあえず、何でも大丈夫です(笑)」
――実は胃袋が丈夫か、そしてある意味デリケートでないというのは、海外で結果を残すかどうかという点で、大きな鍵を握っていると個人的に思っているんです。現地での環境を受け入れられる人間と、ストレスになってしまう人間だと、自ずと結果にも影響があるだろうと。
「そこを気にしてしまうと……。良いコンディションを作っていくうえで、どんなストレスもマイナスになってしまいますからね。自分は本来、"気にしい"なんですけど、色々なところで試合をさせてもらってきたので、それが良い経験になっています」
【OFC04】水野インタビュー後編 「試合を決められる時に、決める」 【OFC04】水野竜也「強い相手ですがステップアップと捉えています」 【Interveiw】新K-1MAX参戦、城戸康裕「僕の目標はあくまでも世界」 【Interview】Glory出陣、佐藤嘉洋(02)「誰も文句がいえない試合を」
ブラジルの古豪といってもおかしくないヘナート・ババルとの対戦となる水野は、この春、長南亮が開いたTRIBE TOKYO MMAに所属することとなり、フリーとしての活動を終えた。新しい環境に身を置くことになった日本を代表する重量級ファイターのリスタート、初の東南アジア遠征を前にTTMに水野竜也を訪れた。
「追い込みから、ペースを下げだしたところで、まだ疲れは残っています。ここから疲れが抜けてくれば、いつもと同じような感じなので、大丈夫だと思います」
――この試合が、長南亮選手が開いたTRIBE TOKYO MMA所属になって初めての試合になります。
「やっている感が凄くあります。これまでも、やっているつもりではいたんですけど、自分の限界を超えることはなかなかできなかった。それが、ここにくると追い込んでもらえるので、自分の限界を引き出してもらっています」
――今日のプロ練習でも、激が入っていたようにケツを叩かれるということですね。
「ハイ、そういうことです……」
――TTM所属になり、出稽古も続けられているのですか。
「少なくはなりましたが、慧舟會の岡見(勇信)さんたちとはやっていました。出稽古は岡見さんのところぐらいで、キックなど他のジムに行くことはなくなりました」
――今はチーム・クエストの方に滞在中ですが、岡見選手と一緒に練習を続けていたということは、やはりサイズ的なこともあってですか?
「やっぱり大きな者同士でやらないと、なかなかイメージがわいてこないということがあるので。練習相手が小さすぎると、テイクダウンで組みつく位置も変わってきてしまいますしね。そういう部分があるので、出稽古で大きな人を探して練習しています」
――次の試合はクアラルンプールで行われるOFCとなりました。日本でビッグショーがなくなり、米国の大会に招聘されることも決して簡単ではない状況のなかで、今回の試合の位置づけをどのようにして捉えられていますか。
「ステップアップじゃないですかね? 日本のなかで戦っているよりも、海外……、敵地で試合をして結果を出す。ある程度、みんなに見てもらえる場所で戦って評価を受けないと、世界では認められないし、そういう部分で強い相手ですが、上を目指す上でステップアップとして捉えています」
――1月にハワイで行われたプロエリートに続き、ケージでの試合となりました。
「ケージはそれ以前に08年に豪州のウォリアーズ・レルムという大会でも戦っているので3度目になります。プロエリートはサークルケージで、OFCとほぼ同じなのでケージで戦うことに不安はないです」
――では、クアラルンプールで試合をするということに関し、不安はないですか? 3月のOFCシンガポール大会ですら、参加した日本人選手のなかには、食事面など合わなかった人もいたようです。クアラルンプールは、シンガポールよりも、さらに東南アジアチックな街です
「基本、僕はそういうところは気にならないんです。対戦相手も同じ条件だっていうこともありますし。これまでに、結構メチャクチャな試合もやってきたので、そこはどうにでもなると思っています」
――中華とインド料理ばかりが周囲にあっても、構わないということですね。それは海外で戦ううえで、心強いです。
「食べものはとりあえず、何でも大丈夫です(笑)」
――実は胃袋が丈夫か、そしてある意味デリケートでないというのは、海外で結果を残すかどうかという点で、大きな鍵を握っていると個人的に思っているんです。現地での環境を受け入れられる人間と、ストレスになってしまう人間だと、自ずと結果にも影響があるだろうと。
「そこを気にしてしまうと……。良いコンディションを作っていくうえで、どんなストレスもマイナスになってしまいますからね。自分は本来、"気にしい"なんですけど、色々なところで試合をさせてもらってきたので、それが良い経験になっています」