XperiaArc


さて、日本国内でもAndroidが広く認知されてきて、多くの機種が登場してきている。そのおかげで、ユーザーの方はどのAndroidを買えばいいのか、よくわからないという人も多いのかも知れない。そんな状況のなか、僕がお勧め端末を聞かれたときに名前を挙げることが多いのが「Xperia Arc」だ。今回は、それがなぜなのか?という話をしたい。(一条真人)


■まず、Androidとは?
Androidスマートフォンはソフトからハードまでをアップル一社で開発するiPhoneとは異なり、OS部分はGoogleが開発し、ハードウェア部分は他のメーカーが開発するスマートフォン。そのため、現在では米国のモトローラ、台湾のhtc、韓国のサムスン、LG電子、日本のソニー・エリクソン(正確には半分、日本の会社ですが)、シャープ、富士通東芝など多くのメーカーから端末がリリースされている。

■独自性を出すためカスタマイズが多いローカルAndroid
さて、同じハードウェアをベースにするため、その製品の独自性をだすためか、国産Androidスマートフォンは各製品とも独特な機能を持っていることが多い。しかし、それは逆にローカリティを高めることとなり、OSがアップデートされた場合に素早い対応がしにくいというデメリットを持っている。場合によってはサービスやアプリでも同様の問題がある。ちなみに現時点のAndroidでは1年に1回程度のOSメジャーアップデートが行われている。

■国産Androidのなかでは、OSアップデートがしやすいXperia
そんななか、世界商品として展開しているXperia Arcは機能的にシンプルで、OSがアップデートされた場合、比較的対応しやすい配慮がされている。メディア関連で独自機能は搭載しているが、ウィジェットとして搭載してOSアップデートのさまたげにはならないように配慮されているし、グローバル商品なので、さまざまな面で素早い対応が期待できる。

■高い商品性を持ち、完成度の高いXperia Arc
たとえば、同じソニーエリクソンのXperiaでも、グローバルモデルのArcは同社のビデオ配信サービスQuriocityに対応しているが、ワンセグ、お財布ケータイ機能を搭載するローカルモデルのAcroは現時点ではQuriocityに対応しない。

これらのソフト的な問題に加え、裏面照射CMOS搭載で暗い場所での撮影に強いデジカメ機能を搭載するなど現代的なハードウェアを搭載し、基本的な使い勝手としても実用十分なものを持ち、抜群に薄くオシャレな外観を持つXperia Arcは、多くの人にお勧めな国産Android端末であると思う。


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一条真人 @ichijomasahito  [digi2(デジ通)]
digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
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