ライフネット生命の出口社長(63歳)が威格闘技に挑戦か？

日本初のベンチャー生命保険会社であるライフネット生命を起業した出口治明氏、御年63歳。生命保険業界ではタブーとされていた保険の原価を開示し、ネット生保ならではの保険料で保険サービスを提供するなど、保険業界のドンキホーテとでも呼ばれそうなチャレンジを続けている。

そんな出口氏が先月、新たな挑戦として、プロの空手家も参加する、「威嚇しあってビビったら負け」というルールの『威格闘技』にチャレンジした。この『威格闘技』は、「威嚇での勝負なら、どの格闘技でも同じ土俵で勝負できるし、そもそも格闘技じゃなくても勝負できる」というコンセプトの、誰でも参加できる格闘技で、「バカジャイル・メディア・ネットワーク」が主催しているバラエティ企画だ。

この試合に同じく参加した空手二段の武田梨奈さんは美しすぎる空手家としても有名で、数々の空手映画で主演女優として活躍している。空手の全国大会で優勝経験もありその実力は本物だ。

他に、世界数々のパワーリフティング大会で優勝する元祖筋肉芸人のなべやかんさん、エアギターの世界大会で3位の実力を持つ宮城マリオさんなど様々な個性を持ちすぎる選手がエントリーしている。

出口社長はエアギターの宮城マリオさんと対戦し、エアギターの激しすぎる威嚇に対し、マネキンのように動じない見事な度胸を魅せた。

当日の試合の様子はダイジェスト版(4分30秒)が「YouTube」と「ニコニコ動画」にアップされている。

第一回『威格闘技』：YouTube版｜ニコニコ動画版


また、出口社長はこの挑戦と同時に、似合わない服を買ってしまった時に補償する保険『似合わない服保険』のサービス提供を検討し、アパレル業界へもチャレンジしようとしているとかいないとか。

似合わない服保険を作るとしたら(デイリーポータルZ)


傍目にもチャレンジし過ぎじゃないかと思う出口社長に、何故そこまで挑戦するのか伺うと、「保険料を半額にして、みなさんが赤ちゃんを安心して産める社会になって欲しいからです。」と、いたって真面目なコメントが返ってきた。

今後出口社長がどんなチャレンジをするのか、保険業界じゃなくてもハラハラしそうだ。
出口社長は7月14日（木）22時から、テレビ東京系の『カンブリア宮殿』に出演し、保険料を安く出来たカラクリを激白するという。（カンブリア宮殿・予告）

■出口治明氏プロフィール
日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に東奔西走する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2005年より東京大学総長室アドバイザーを勤め、2006年に準備会社を設立。2008年よりライフネット生命保険株式会社 代表取締役社長