「スイーツ世界大会で韓国が日本を妨害?」韓国メディアが激怒

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韓国の大手メディアが日本の報道に激怒している。ことの発端は、日本のテレビ朝日系「トリハダ秘スクープ映像100科ジテン」で紹介された、スイーツ世界大会(WTPC2010)に関する放送。番組では、大会に出場した日本チームが韓国チームから悪質な妨害行為を受けていたと伝えた。

「悪質な妨害行為」とは、韓国チームが日本チームと共同で使っていた冷蔵庫をわざと開けっ放しにして、日本チームが作っているアイスクリームを固まらないようにするなどの行為だったという。審査委員長は妨害行為に気がつき、韓国チームを呼び警告。まさかのトラブルに見舞われた日本チームだったが、最後には見事優勝を果たした。

放送は大きな波紋を呼び、日本のインターネットには韓国を批判するコメントが殺到。すると、この放送内容に、韓国を代表する大手メディア「朝鮮日報」が噛み付いた。

23日に報じた記事「日本の放送『スイーツ大会で韓国が反則して日本を妨害』」では、映像は日本のテレビ局によるでっち上げだと主張し、日本の報道を批判した。

「テレビ朝日は番組で、日本チームが冷蔵庫を開けっ放しにされたと委員会側に抗議し、これを受けて委員会が韓国チームに警告を下す場面を報じた。続いて韓国チームのキム・ドッギュキャプテンが先立つインタビューで『私たちは日本だけには負けたくない』と話し、笑う姿も入れた。番組だけ見れば、まるで韓国チームが日本に負けたくないあまり、わざと冷蔵庫の扉を開けたような編集だった」。

同記事は、日本のインターネット上の騒ぎを紹介したポータルサイト「サーチナ」の報道にも激怒。サーチナについては「韓国に批判的な態度を見せる中国系日本メディア」と少し悪意を込めて紹介し、「番組を紹介した22日の記事では、『悪質な妨害行為』『妨害があったが、日本チームは世界大会で優勝した』などの表現を使い反韓感情をあおった」と批判した。

現在、同記事のコメント欄にはさまざまな意見が書き込まれている。多くが「これが日本メディアの水準だな!」「日本人はいつも韓国を意識し劣等感を持っている」など日本の報道を批判するもので、中には「サーチナというメディアは中国の国家情報機関と関係しているのだろう」とサーチナを批判するコメントもあった。また、「韓国最大のメディアならもっとレベルの高い記事を掲載してくれ」といった意見も寄せられた。

参照:日本の放送「スイーツ大会で韓国が反則して日本を妨害」 - 朝鮮日報
参照:スイーツ世界大会、韓国チームによる日本チームへの妨害に非難殺到 - サーチナ

(文:林由美)

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