「2日間練習を非公開にしたのと誰も選手が記者会見に出てこなかったですが・・」この記者の質問に対してモウリーニョ監督は、「これが最初の質問かと思っていたよ」と話すと一枚の紙を取り出した。「ボールペンの用意はできていますか?」と言うと、紙に書かれた内容を話始めた。

 「9月に5回全体練習公開で450分、さらに10回の15分練習公開で合計600分、10時間の練習公開。さらに16回の記者会見。自分が7回、カシージャス、C・ロナウド、イグアイン、シャビ・アロンソ、グラネロ、ケディラ、カルバーリョ、アルベロア、ベンゼマが1回ずつ。試合後の記者会見6回、さらにミックスゾーン」完全にデータを揃えていた。

 続けて、「今週は何も無い静かな1週間、なんて言っていたけどインタビュー、記者会見、CMなどが自分にあったし、ベンゼマ、シャビ・アロンソ、セルヒオ・ラモス、ペペにもあった。こんなクラブがどこの国にあるか言ってください。R・マドリーは記者にとって最高のクラブだ。是非、これを続けてほしい」と説明した。

 150人近い記者が集まった記者会見。モウリーニョ監督主演の記者会見は日が経つ毎にエスカレートしている。このまま11月のクラシコまでこういう状態が続くのだろうか。そうなれば、ますますカンプ・ノウで行われる対バルサ戦は過熱することとなる。サッカーよりも注目を集めるモウリーニョ劇場が今後も楽しみだ。

(スペイン通信)