イブラヒモビッチがバルサを退団し調子を取り戻しつつあるようだ。グアルディオラ監督との確執、チームにフィットすることなくバルサを去ったイブラ。退団直前には代理人のライオラ氏に、「早くここから出してくれ。ここに居るのが情けなくなる」と語っていたとライオラ氏はイタリアの雑誌インタビューで答えている。

 3トップの一角としてポストプレーも得意とするイブラヒモビッチは、エトーとは異なり他選手を活かすことができると期待されていた。しかし、蓋を開けてみると怪我の影響もありフィジカルコンディションは最悪。ポストプレーどころかボールを受けてもタイミング良い落としはほとんど見ることができなかった。反対に攻撃のスピードを止めてしまうことで相手ディフェンスの戻りを助けてしまうことにも繋がった。

 ゴールはコンスタントに決めてはいたが、シーズンが進むにつれベンチスタートの機会も増え、グアルディオラ監督と衝突を繰り返してしまう。「あの心理学者とはやっていけない」と吐き捨てバルサを去ったイブラ。ACミランではここまでCLで3ゴール、セリエAでも2ゴールを挙げ好調な滑り出しを見せている。イブラヒモビッチにとって結果的に移籍は成功だったと言える。

(スペイン通信)