R・マドリーのCL開幕戦はヨーロッパの古豪アヤックス戦。リーガ対オサスナ戦後にエースのC・ロナウドはサンティアゴ・ベルナベウのサポーターに対し、「もっと辛抱してチームを応援して欲しい」と要求。不甲斐ない戦いをしたことを詫びるのではなく、反対にサポーターに対して反発したとも取れる発言をしてしまった。

 そうして迎えた対アヤックス戦。一部サポーターは、C・ロナウドがボールを持つ度にブーイングを浴びせた。この怒りをゴールで何としてもお返ししたかったのかC・ロナウドは終始ボールを受けるとゴール目がけて個人で打開を仕掛ける。仲間がフリーでボールを要求していても、悪い態勢でもシュートで終わる。

 この日C・ロナウドが放ったシュートは11本。後半、イグアインからゴール前を通るセンタリング受けるも空振りで押し込むことはできなかった。明らかにゴールに焦り過ぎたエースは、いつもの大きなリアクションで何度も悔やしみを表していた。

 試合は相手のオウンゴールとイグアインのゴールで2−0の勝利。結果は良かったが、C・ロナウドをはじめ、35本のシュートを放ち2ゴールは物足りなかった。サポーターとの亀裂がこれ以上悪化しないためにもC・ロナウドはゴールをしっかり決めて信頼を取り戻したいところだろう。

(スペイン通信)