人材会社が見る「08年雇用情勢と人材ビジネスの展望」本紙調査〜企業の人材採用、厳選化進む 成長に必要な人材確保継続
企業の人材採用、厳選化進む
成長に必要な人材確保継続


 2007年は本格的な企業の業績回復と規制緩和により、新卒・中途採用ともに空前の売り手市場となったが、07年6月以後は有効求人倍率が頭打ちとなり、求人需要は減速した。

 本紙では毎年恒例となった、「2008年雇用情勢と人材ビジネスの動向」調査で、主要人材会社のトップ及び人材紹介事業責任者にアンケートを行い、今年を展望した。

今年の景気は「横ばい」

 厚生労働省の一般職業紹介状況によると、07年6月の有効求人倍率(季節調整値)は1.07倍となり、06年同月を0.01ポイント上回ったが、これをピークに7月は同水準、8月以降は前年同月比微減に転じている。

 直近、11月30日発表の07年10月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.02倍となり、06年同月を0.03ポイント下回っている状況だ。

 また、昨年後半からはサブプライム問題や原油高、穀物相場高騰による物価上昇にともない、景気の先行き不透明感が一層増し、雇用情勢にも影を落とし始めている。

 本紙が実施した「2008年雇用情勢と人材紹介ビジネス展望に関する...(もっと読む


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