全国求人情報協会がまとめた、10月分の「求人広告掲載件数等集計結果」によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比36.6%減の43万3933件となった。

 各メディアの件数は、有料求人情報誌4万6425件(前年同月比25.7%減)、フリーペーパー11万3422件(同56.2%減)、折込求人紙6万6266件(同49.5%減)、求人サイト20万7860件(同10.5%減)。フリーペーパーや折込求人紙に比べ、求人サイトの回復ぶりが顕著になっている。

 大型連休「シルバーウィーク」による発行回数の減少が大きく影響した前月に比べて減少幅は縮小して8月と同水準となった。

 また、3カ月移動平均をみると、4カ月連続の改善となっており、前年同月比40%以上の減少を記録していた7月までの最悪期に比べるとやや底打ちのきざしがでているもようだ。

就職氷河期が現実に 大学生の就職内定率7割台(2009-10-27)
9月の求人広告、シルバーウィークも影響して減少幅が拡大(2009-10-26)
転職希望者の8割が、面接の1週間以内に連絡がないと不安に(2009-09-04)

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