投資バラエティ番組「マネーの虎」が米国進出、米メディアの反応は?
「Shark Tank」に出演する“サメ(=虎)”は、日本版と同じく5人。日本ではあまりなじみのない面々だが、当然のことながらスゴイ経歴の持ち主たちなので、簡単にどのような人物なのかを紹介しておこう。
不動産仲介業「コーコラングループ」のバーバラ・コーコラン会長は、ボーイフレンドに借りた1,000ドルを元手にウェイトレスから不動産業へ転身し、成功を収めた人物。「米国で最も成功した起業家の一人」と呼ばれている。「TVGoods.com」のケビン・ハリントンCEOは“インフォマーシャル”の草分け的な存在。“インフォマーシャル”はテレビショッピングなどですっかりおなじみの、体験者などの感想や実験を盛り込みながら商品紹介するスタイルの広告手法で、ハリントン氏はこの手法をいち早く取り入れたことで知られている。
ロバート・ハージャベック氏はいわゆる「ネット起業家」の一人で、90年代のネットブームに乗ってインターネット・セキュリティ企業をAT&Tやノキアに売却。巨万の富を得た。このほかにも世界的なスポーツウェアブランドとして知られる「FUBU」の創設者デイモンド・ジョンCEO、数々の企業への投資で財をなした投資ファンド「オリアリーファンド」のケビン・オリアリー会長が名を連ねている。いずれ劣らぬパワフルな起業家たちで、もちろん全員が億万長者だ。
極めて簡素な作りだった「マネーの虎」とは異なり、「Shark Tank」は重厚なセットの中でプレゼンが行われる。日本版と同様、“サメ”の5人は横一列に並び、机の上には積み上げられた札束。そして、“サメ”は次々と一般出演者に口撃を加える。このあたりの「いやらしさ」は米国版でも健在だ。第1回の放送ではサツマイモのパイ販売を手がける男性や、ブルートゥース機器を体内に埋め込む技術への投資を希望する男性などが出演した。
