チームがカルチョスキャンダルによってセリエBに降格してもチームを去らず、大黒柱としてセリエA昇格に貢献したデル・ピエロ。世界中が認めるチームの顔として、クラブ史にも名を刻む存在だが、なんとフロントは彼の契約延長に対して難色を示し始めている。来年の6月末に契約が切れるために、現在両者の間で話し合いがもたれており、デル・ピエロは現在より低い年俸でも良しとして2年の延長を求めた。

 しかし、ユベントスの取締会は、年齢的な問題を重視し、本人の希望額をさらに下回る大幅な減俸を提示したといわれている。フロントは、彼の功績やチームの大黒柱であることは認めているものの、今後の2年間でどれほどのパフォーマンスを演じられるか、懐疑的になっているようだ。とはいえ、デル・ピエロがチームを去ることは考えられず、あとは両者がどれほど希望額のギャップを埋めるかだろう。正式な合意まで、もう少し時間がかかりそうだ。