森保J途中離脱でスペイン帰還へ…交代後の伊東・久保らに刺激受けた19歳MF佐藤龍之介「そのレベルに達する自信はある」
[9.28 キリンチャレンジカップ 日本 2-1 ベネズエラ Eピース]
4年後に大きくつながる45分間だった。日本代表MF佐藤龍之介(バレンシア)は昨年7月のEAFF E-1選手権・中国戦以来2度目の先発出場で、右シャドーでプレー。的確にボールに絡みながら右サイド攻撃を前進させたが、得点を生み出すことはできず、ハーフタイムに途中交代となった。
佐藤は試合後、自身が出場した45分間を「チームに求められている役割にプラスして自分の良さを出したいと思って入った。そういうプレーは出せたと思う」と前向きに総括。特に右ウイングバックを務めたMF中野就斗とは常に好連係を見せており、「試合で組むのは初めてだったけど、お互いの良さが非常に出たと思う。ニアゾーンのところを2人ともいい絵が描けていた」と手応えを語った。
ただ、ゴールやアシストでアピールしたかったのも事実だ。前半35分過ぎには中央で鋭いドリブル突破を見せ、シュートレンジにまで侵入する場面もあったが、MF{[齋藤俊輔}}へのパスが通らず。「齋藤選手にいい形でというイメージだったけど、打っても良かったと思う」と悔やんだ。
とはいえ、佐藤にとってはこれが国際Aマッチ通算6試合目。途中出場も昨年11月のガーナ戦(◯2-0)で終盤出場して以来のことで、体調不良で出場機会をつかめなかった今年3月のイギリス遠征、無念の落選に終わった北中米W杯を経て待望の再出発となった。
後半は同じポジションのMF伊東純也、MF久保建英が攻撃を加速させ、2-1での勝利に貢献。彼らからも大きな刺激を受け、「自分もそのレベルに達する自信はあるので、引き続きやっていくことで、ああいった選手を越えていきたい」と新たな決意を語った。
そんな佐藤はこの試合限りで日本代表を離脱し、バレンシアでのポジション争いに専念することが決まった。バレンシアでは新たに元日本代表指揮官のハビエル・アギーレ監督が就任し、チームの再構築が見込まれている中、森保一監督が今後のキャリアに配慮した形だ。森保監督は記者会見で次のように決断理由を明かした。
「彼にとって初めての海外移籍で、かつ監督が交代し、暫定監督になって試合に出ていなかった。代表で良い経験を積んでもらって、刺激を受けてクラブに帰ってもらうことも考えたが、それよりもチームのトレーニングに戻って、代表ウイーク明けの試合に出れるように、チームの練習にできるだけ参加することが彼のキャリアにとってもクラブ、代表にとってもプラスになると考えた。代表ですべての期間を消化してクラブに戻っても、次の試合で構想外になるのは彼にとって一番苦しいし、彼の成長の妨げになると考えた。彼にとって一番良い選択をして、代表のピッチに立ってプレーして、今日感じたことを踏まえてクラブに帰って自分の成長につなげてもらい、クラブの競争の中に入ってポジションを掴み取って、彼のキャリアがよりスムーズに行くことを考えて、チームに戻すことにした」
佐藤もこの配慮を前向きに受け止めた。「監督も代わって、森保監督も『代表のためにも、自分のためにもしっかりアピールすることが大事だ』と言ってくれて自分も納得したし、頑張りたいと思う」。ラ・リーガ1部という素晴らしい舞台での活躍が紛れもなく、次なるチャンスへのアピールにもつながるはずだ。
佐藤は「後半のようなメンバーとプレーするためにも自分がクラブでもっともっと結果を残し、すべての序列を上げることで、ああやってスタメンの選手たちとプレーする機会も得られると思う」と展望し、開幕スタメンを勝ち取った成功体験を胸にポジション争いに挑む構えだ。「プレシーズン最初のようにアピールしていくだけ。そのためにも結果が大事だというのは感じているので、その上のレベルで見せていきたい」と決意を込めた。
(取材・文 竹内達也)
4年後に大きくつながる45分間だった。日本代表MF佐藤龍之介(バレンシア)は昨年7月のEAFF E-1選手権・中国戦以来2度目の先発出場で、右シャドーでプレー。的確にボールに絡みながら右サイド攻撃を前進させたが、得点を生み出すことはできず、ハーフタイムに途中交代となった。
佐藤は試合後、自身が出場した45分間を「チームに求められている役割にプラスして自分の良さを出したいと思って入った。そういうプレーは出せたと思う」と前向きに総括。特に右ウイングバックを務めたMF中野就斗とは常に好連係を見せており、「試合で組むのは初めてだったけど、お互いの良さが非常に出たと思う。ニアゾーンのところを2人ともいい絵が描けていた」と手応えを語った。
とはいえ、佐藤にとってはこれが国際Aマッチ通算6試合目。途中出場も昨年11月のガーナ戦(◯2-0)で終盤出場して以来のことで、体調不良で出場機会をつかめなかった今年3月のイギリス遠征、無念の落選に終わった北中米W杯を経て待望の再出発となった。
後半は同じポジションのMF伊東純也、MF久保建英が攻撃を加速させ、2-1での勝利に貢献。彼らからも大きな刺激を受け、「自分もそのレベルに達する自信はあるので、引き続きやっていくことで、ああいった選手を越えていきたい」と新たな決意を語った。
そんな佐藤はこの試合限りで日本代表を離脱し、バレンシアでのポジション争いに専念することが決まった。バレンシアでは新たに元日本代表指揮官のハビエル・アギーレ監督が就任し、チームの再構築が見込まれている中、森保一監督が今後のキャリアに配慮した形だ。森保監督は記者会見で次のように決断理由を明かした。
「彼にとって初めての海外移籍で、かつ監督が交代し、暫定監督になって試合に出ていなかった。代表で良い経験を積んでもらって、刺激を受けてクラブに帰ってもらうことも考えたが、それよりもチームのトレーニングに戻って、代表ウイーク明けの試合に出れるように、チームの練習にできるだけ参加することが彼のキャリアにとってもクラブ、代表にとってもプラスになると考えた。代表ですべての期間を消化してクラブに戻っても、次の試合で構想外になるのは彼にとって一番苦しいし、彼の成長の妨げになると考えた。彼にとって一番良い選択をして、代表のピッチに立ってプレーして、今日感じたことを踏まえてクラブに帰って自分の成長につなげてもらい、クラブの競争の中に入ってポジションを掴み取って、彼のキャリアがよりスムーズに行くことを考えて、チームに戻すことにした」
佐藤もこの配慮を前向きに受け止めた。「監督も代わって、森保監督も『代表のためにも、自分のためにもしっかりアピールすることが大事だ』と言ってくれて自分も納得したし、頑張りたいと思う」。ラ・リーガ1部という素晴らしい舞台での活躍が紛れもなく、次なるチャンスへのアピールにもつながるはずだ。
佐藤は「後半のようなメンバーとプレーするためにも自分がクラブでもっともっと結果を残し、すべての序列を上げることで、ああやってスタメンの選手たちとプレーする機会も得られると思う」と展望し、開幕スタメンを勝ち取った成功体験を胸にポジション争いに挑む構えだ。「プレシーズン最初のようにアピールしていくだけ。そのためにも結果が大事だというのは感じているので、その上のレベルで見せていきたい」と決意を込めた。
(取材・文 竹内達也)

