一度治ればもうかからないは誤解?「淋病」に免疫がつかない理由と男女で受けるべき適切な対策
現在、増加傾向にある「淋病」の感染者数。感染に気づかないままパートナーに感染させることも多く、一人ひとりの予防意識が重要になってきます。そのためには、淋病の感染経路や予防法をしっかり理解しておくことが大切です。「mimiレディースクリニック三越前」の干場先生に、淋病の感染経路や予防法について解説していただきました。
監修医師:
干場 みなみ(mimiレディースクリニック三越前)
日本大学医学部卒業。その後、日本赤十字社医療センター、国立国際医療センター(現・国立国際医療研究センター病院)、リプロダクションクリニック東京などで経験を積む。2023年に東京都中央区で「mimiレディースクリニック三越前」を開院し、現在は院長を務める。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、女性ヘルスケアアドバイザー、母体保護法指定医。
編集部
淋病の感染経路について教えてください。
干場先生
主に、性行為によって感染します。感染者の分泌液や粘膜に触れることでうつるため、自分では意識しないまま感染していることも少なくありません。そのほか、妊娠中の母親が淋病に感染している場合には、分娩時に赤ちゃんが産道を通るときに感染することもあります。
編集部
淋病の感染を防ぐためには、どうすればいいのでしょうか?
干場先生
最も有効なのは、コンドームの使用です。性行為の際には必ず使用し、特に複数のパートナーと関係を持つ場合は徹底が必要です。また、定期的な性感染症の検査も大切です。
編集部
淋病に感染したときの対処法についても教えてください。
干場先生
淋病の感染が判明したら、速やかに治療を受けることが大切です。また、パートナーにも検査・治療をすすめることが必要です。治癒するまでは性行為を控えましょう。
編集部
淋病に一度かかったら、もうかからないのですか?
干場先生
いいえ、淋病は完治しても免疫がつきません。何度でも再感染する可能性があります。治った後も感染予防の意識を持ち続け、リスクのある行動を避けることが重要です。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
干場先生
私自身、以前勤めていた病院で、淋菌の重症患者を多く診察しました。重症度が高くなると、高熱と強い腹痛が起こり、数週間の入院を余儀なくされることもあります。自分の体を守るためにも、ぜひ感染予防を意識した行動をとりましょう。
※この記事はメディカルドックにて<「淋病」に気づくキッカケはご存じですか? 初期症状・感染経路・防ぐ方法を医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

