失われた“善意”総額2億5000万円に 新たに7000万円の使途不明 懲戒解雇の元事務局長“関与”は 北海道共同募金会

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北海道共同募金会で新たな使途不明金が明らかになった。新たに判明したのは7000万円で、使途不明金の総額は2億5000万円に達した。
会は既に元事務局長を懲戒解雇しているが、新たな使途不明金への関与は現時点で断定できないとしていて、第三者委員会が詳しい調査を進めている。

新たに7000万円の使途不明が判明

およそ1億8000万円の使途不明金が明らかになっていた赤い羽根共同募金を運営する「北海道共同募金会」は、新たに7000万円の使途不明金があると、16日明らかにした。

北海道共同募金会・瀬尾英生会長:
(7000万円は)関係する書類に支払い内容やその目的などが記載されていないことから、(決算作業で)どの科目に振り分けたらいいのかが仕訳上わからない、そういう金額。

これにより使途不明金の総額は2億5000万円に達している。

人々の善意によって集まった多額の寄付金の使い込み疑惑が、最初に発覚したのは6月。

北海道共同募金会・瀬尾英生会長(6月15日):
職員による横領が疑われる事案が発生しました。

きっかけは北海道共同募金会で、当時会計業務を担当していた50代の男性事務局長に対し、国税局が所得税法違反容疑で強制調査に入ったことだった。

これを受け募金会が調べたところ、およそ1億8000万円が使途不明となっていることが判明し、会は男性事務局長を懲戒解雇した。

2020年頃から始まったとみられている元事務局長による着服

6年間も発覚しなかった理由について、調査に当たった弁護士は前回の会見で次のように話していた。

調査した弁護士(6月15日):
(元事務局長は)借り入れや取引業者からの金銭の融通で発覚をごまかしていて、今回、調査が入ったことで全て止まった状況となり、累積した数字がその額ではないかと推測しているという段階です。

元事務局長は対外的にも信頼が厚かったことなどから、取引先から金銭の融通を受けていたとみられている。

16日の会見では、新たに判明した7000万円の使途不明金についても元事務局長が関与しているのか質問が及んだ。

北海道共同募金会・瀬尾英生会長:
(Q.7000万円も元事務局長が関与した可能性?)そういうことですね。ただそれは断定を今の時点ではできない。

毎年10月1日から翌年の3月31日まで寄付を募る赤い羽根共同募金
寄付をすると赤い羽根がもらえることで知られるこの活動は、各都道府県にある共同募金会が主体となって行われている。

北海道共同募金会のホームページによると、道内で集められる年間の寄付金額はあわせて6億円から7億円ほど。

募金会は新たに7000万円の使途不明金が明らかになったことを受け、16日の会見で改めて謝罪した。

北海道共同募金会・瀬尾英生会長:
お預かりした浄財を元事務局長の不適切な行為によって失ってしまったことについて、改めてお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

募金会は11日に第三者委員会を立ち上げていて、詳しい調査が進められている。

(「イット!」9月17日放送より)