YouTubeチャンネル「話し方向上委員会_みのちゃんねる」が、「人前で話す時に緊張する人が今すぐ捨てるべき「3つ」の考え」と題した動画を公開した。
動画では、伝わる話し方の専門家である桐生稔氏が、緊張しやすい人が無意識に抱えている思考の癖と、それを克服するための具体的なアクションを解説している。

人前で話す際に極度の緊張に悩む人は多いが、桐生氏はまず「緊張は恥ずかしいという考え方」を捨てるべきだと断言する。
同社が1,000人を対象に行ったアンケートによると、緊張している人を見て「頑張れと応援したくなる」が1位(368人)、「一生懸命話そうとしていると思う」が2位(220人)だった。
約6割がポジティブな印象を抱いており、「実は聞き手からしたら、緊張している人を見て『頑張れ』と思っている」と語った。

続いて、2つ目に手放すべきは「過去の緊張を引きずる考え方」である。
以前の失敗を連鎖的に思い出してしまう人は多いが、桐生氏は「誰も覚えていない」と指摘する。同アンケートで、緊張しやすい人へのアドバイスとして「自分が思うほど人は自分を見ていませんよ」が1位(392名)に選ばれた事実を提示し、過去の失敗を気に病む必要はないと説明した。

さらに3つ目は、「緊張を感じてはいけないという考え方」だという。
これは心理学で「シロクマ効果」と呼ばれるもので、「シロクマを考えないでください」と言われると逆に思い浮かべてしまう現象と同じである。
桐生氏も「緊張してはいけないと思うほど緊張を感じる」と述べ、緊張している自分を自然に受け入れることが重要だと説いた。

これら3つの考え方に共通する根本的な原因は、「ベクトルが自分に向いている」ことにある。
桐生氏は、このベクトルを「相手に向ける必要がある」と結論付ける。
本番前に「聞き手に何を届けたいのか」「どうなってほしいのか」の2点に意識を集中させることで、ベクトルが自分から相手へと転換し、緊張に気づかないほど一生懸命話せるようになるという。人前でのスピーチに悩む人にとって、視点を変えるだけで心が軽くなる、実践的で納得感のある内容となっている。

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