◆米大リーグ レッズ-ドジャース(15日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 ドジャース山本由伸投手(28)が15日(日本時間16日)、敵地・レッズ戦で先発し、7回91球を投げて、1安打無失点、7奪三振の好投を見せ、14勝目の権利を持って降板した。3回2死で唯一の安打を浴びてからは13者連続アウト。防御率は2・51となった。

 初回はまさかの先頭から2者連続四球。最初の9球でストライクはわずか1球と制球に苦しんだが、すぐに立て直して3番からは一飛、右飛、三ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。2回にはバッテリーを組むフェドゥシアの適時打で1点を先取。2回は危なげなく3者凡退で抑えてこの時点で今季の投球回が「174」となり、昨季のメジャー自己最多「173回3分の2」を上回った。

 3回表にはT・ヘルナンデスの2戦連発15号2ランでリードを3点に広げたドジャース。3回裏は3球で2アウトを奪った山本だったが、2死から9日(同10日)の対戦で本塁打を浴びたデラクルスに左翼線へ二塁打を浴びて、この試合初安打を許した。それでも続くスチュワートから空振り三振を奪った。4、5回は2イニング連続で3者凡退。5回終了時点で3-0とリードして勝利投手の権利を手にした。

 6回も3者凡退に抑えて、3回2死から10者連続アウト。圧巻の投球を見せた。7回表にはフリーランドが4号ソロを放って4-0。7回裏も3者凡退で抑え、13者連続アウトとなってマウンドを降りた。降板後にはロバーツ監督が歩み寄り、強く抱きしめた。

 この試合が今季27試合目の登板。前回登板の9日(同10日)の本拠地・レッズ戦では7回3安打1失点、10奪三振の好投でメジャー自己最多を更新する13勝目を挙げた。2登板連続でレッズが相手となったが、ほぼ完璧に封じた。

 前日14日(同15日)にドジャースはレッズに勝って14年連続となるポストシーズン進出が決定。地区優勝へのマジックも「3」となった。試合後にはシャンパンファイトは行われず、グラスに注いだシャンパンで乾杯して静かに喜びを分かち合って、ロバーツ監督も「俺達にはあしたも勝たなければいけない試合がある。あした(15日=日本時間16日)は山本が投げるから勝たなければいけない」とナインに呼びかけて気を引き締めていた。