市場調査会社のTrendForceが、Apple初の折りたたみスマートフォンである「iPhone Duo」が折りたたみスマートフォン市場で25%のシェアを獲得すると予測しました。

iPhone Duo Expected to Capture Nearly 25% of Foldable Smartphone Market in 2026 as Apple’s First Foldable Drives Supply Chain Upgrades, Says TrendForce

https://www.trendforce.com/presscenter/news/20260910-13228.html



iPhone Duo could give Apple a 25% share of foldable market in 2026 - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2026/09/10/report-iphone-duo-could-give-apple-a-25-share-of-foldable-market-in-2026/

2026年9月10日、Appleは同社初の折りたたみスマートフォンである「iPhone Duo」を発表しました。開いた状態でのディスプレイサイズは7.6インチ、閉じた状態でも使える5.4インチのディスプレイも搭載されています。SoCにはA20 Proを採用しており、Apple製のモデムチップであるC2も内蔵されています。

Apple初の折りたたみ型iPhoneの名前は「iPhone Duo」、iPhone史上最大の7.6インチディスプレイがポケットに収まる新モデルの価格は36万4800円から - GIGAZINE



TrendForceの予測によると、iPhone Duoの2026年の出荷台数は約500万台に達し、折りたたみスマートフォン市場で24.8%のシェアを獲得する計算となるそうです。なお、折りたたみスマートフォン市場で最も大きなシェアを保有するのはSamsungですが、Appleはこれに次ぐ第2位のブランドとなる見込み。

TrendForceは2026年の折りたたみスマートフォン市場の総出荷台数を前年比で0.5%増の約2020万台と予測。Android搭載の折りたたみスマートフォンの総出荷台数は前年比で20%超の減少となる約1520万台です。TrendForceはAndroid搭載折りたたみスマートフォンの出荷台数が減少する主な理由として、部品コストの急激な上昇を挙げています。

なお、Samsungの折りたたみスマートフォン出荷台数は約710万台で、市場シェアの35.1%を獲得することになると予測。HuaweiはAppleと同じく約500万台を出荷し、市場シェアの24.8%を獲得することになると見込まれています。

2023~2025年の折りたたみスマートフォン市場の総出荷台数と、2026~2027年の出荷台数予測をまとめたグラフが以下。2026年の総出荷台数は微増でしたが、2027年には前年比で16.3%増の出荷台数増加が見込まれています。



折りたたみスマートフォンが成熟するにつれ、「薄型軽量設計」「目立たない折り目」「長期的な信頼性」といった設計要素がより重視されるようになっていると、TrendForceは指摘。例えば「目立たない折り目」を実現するために、メーカーは超薄型ガラスや光学的に透明な接着剤、有機ELディスプレイ(OLED)、支持構造といったコンポーネントを複合的に設計するようになってきているそうです。

これに対して、AppleのiPhone Duoのインナーディスプレイは多層積層設計を採用。一般的な素材より剛性が最大40%高いカスタムポリマーを採用することで、フラットさを維持しつつ耐久性を高めることに成功しています。さらに、多層構造は折りたたんだ本のページのようにくっついたままスライドするため、開閉を繰り返してもパネルが歪まないよう設計されています。これにより、Appleは「目立たない折り目」を実現しているわけです。



iPhone Duoの実機写真・動画を見ると、ディスプレイの折り目部分がどれだけ目立ちにくいものになっているのかがよくわかります。

Apple初の折りたたみスマホ「iPhone Duo」の実機写真まとめ、折り目&インナーカメラの目立ち具合や展開時の薄さなどが分かる - GIGAZINE



なお、Appleの折りたたみiPhone(iPhone Duo)が2026年の折りたたみスマートフォン用パネル調達量の29%を占めるとの予測もあります。

「折りたたみiPhone」は2026年の折りたたみスマホ用パネル調達量の29%を占めるとの予測 - GIGAZINE