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シャシーとボディはアルミ製

英国の自動車メーカー、ジェンセン(Jensen)が1960年代から1970年代にかけて販売していた高級GT『インターセプター』が現代に復活した。

【画像】英国製高級GT、ジェンセン・インターセプターが復活【現代版とオリジナルモデルを詳しく見る】 全13枚

初期のジェンセン車のレストモッドを手掛けるジェンセン・インターナショナル社が、インターセプターの英国での商標権を取得し、同名の新型車を発売する。


ジェンセン・インターセプターGTX    ジェンセン

ジェンセンのデュラン・ヘスロップ氏によれば、新型インターセプターは「長い間温められてきたアイデア」だという。サーキット専用モデルの『GTX』に続き、公道走行可能なモデルも投入する予定だ。

インターセプターGTXは2ドア・クーペで、押出成形されたアルミニウム製シャシーに、手作業で仕上げられたアルミニウム製ボディが組み合わされている。シャシーの一部には他社製の部品が使われているが、サスペンションの大部分はジェンセン社独自の設計だ。

フロントエンジン・後輪駆動(FR)方式で、ゼネラルモーターズの「LS」エンジンをベースとする6.8Lスーパーチャージャー付きV8エンジンを搭載している(元のエンジンの部分はわずか20%しか残っていない)。最高出力は900psだが、1200psまでチューニング可能だという。

大柄なV8マッスルカー

まだ開発車両でもあることから、現段階ではパドルシフトとセンターシフトレバーの両方を備えた6速シーケンシャル・マニュアル・トランスミッションを装備している。

窓はポリカーボネート製で、インテリアの装備も必要最低限に抑えられている。Motec製の電子制御システム、レース用燃料タンク、カーボンファイバー製シート、ハーネス、FIA規格に準拠したロールケージ、全輪ダブルウィッシュボーン式サスペンション、調整可能なNitron製ダンパーが採用されている。


ジェンセン・インターセプターGTX    ジェンセン

ブレーキにはAPレーシング製を採用し、スチール製ディスクにフロントは6ポット、リアは4ポットのキャリパーを組み合わせている。ホイールは20インチのアルミ製で、フロント275/40、リア345/30のミシュラン・パイロットスポーツを装着する。

GTXには巨大なカーボンファイバー製リアウィング、ディフューザー、サイドスカート、スプリッターなども装備されているが、公式画像から明らかなように、公道向けの市販車では控えめな仕様に変更される。

インターセプターの全長は約5.2m、全幅は2mで、車両重量は1650kg、前後重量配分は50/50とされる。2シーターのサーキット専用車としては大柄だ。

公道向けは4ドア仕様に

ジェンセンのマネージングディレクターであるデビッド・デューデン氏によると、今後は「サーキット志向のロードカー」となる『GTR』や、「純粋なロードカー」である『GT』が登場するという。

公道走行可能なモデルでは、4ドアの4人乗り仕様となる。デューデン氏は、「ロードカーをコンセプトとして設計しています。4ドアのGTとなることを目指しています」と述べている。


ジェンセン・インターセプターGTX    ジェンセン

ジェンセンは、米国を拠点とする自動車販売業者ジェフ・クエール氏と提携した。同氏の父ケール氏は、かつてジェンセンの筆頭株主であった。両者は共同で130万ポンド(約2億7000万円)を投資し、インターセプターの開発計画をここまで進めてきた。

プロトタイプはほぼ完成しており、サーキットでの耐久性テストおよび開発プログラムに使用される。その過程でジェンセンは顧客の反響を見極めようとしている。

「量産用の金型があり、開発が進むにつれて、より複雑で高度なものになっていくでしょう」とヘスロップ氏は語った。

2億円近い価格設定も?

価格と生産台数は未定だが、仕様によっては85万~95万ポンド(約1億8000万~2億円)となることも予想される。公道仕様のモデルは、これより安価になるだろう。

「公道仕様車は、アストン マーティンやベントレーの領域に入るラグジュアリーGTです」とデューデン氏は語っている。


ジェンセン・インターセプターGTX    ジェンセン

インターセプターの英国バンベリーのジェンセン本社で生産される可能性もあるが、他の場所での生産も排除していない。今回のショーモデルはあくまでも「様子見」の段階だ。

デューテン氏は次のように述べた。

「まだやるべきことは残っています。しかし、わたし達はこの業界で多くの経験を積んでおり、クルマの生産方法も熟知しています」

「このデモカーは、わたし達をある地点へと導いてくれます。山登りに例えるなら、これで岩棚にたどり着いたようなものです。最終的には、市販車がどの位置にあるのかを見極めたい」