週明け7日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比2.58ポイント(0.07%)高の3932.70ポイントと反発した。
 中国の政策に対する期待感が支えとなる流れ。中国の内需不振が懸念される中、当局は景気支援のスタンスを強めている。中国政府は国有大手銀行や保険会社など8金融機関に対する第2弾の資本増強に乗り出した。最大で3600億人民元(約8兆3664億円)の資本増強となる。不動産業などの不良債権リスクに備え、融資余力を拡大する狙いだ。米半導体株高も追い風。人工知能(AI)投資拡大によるメモリー需要増の期待が高まる中、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3.4%高と3日続伸した。中国株マーケットにも買いが波及している。
 ただ、上値は限定的。米中の指標発表が気がかり材料だ。米国では10日に8月の米卸売物価指数(PPI)、11日に同月の米消費者物価指数(CPI)、中国では8日に8月の貿易統計、9日に同月のCPIとPPIが公表される予定。内容を見極めたいとするスタンスも強まっている。指数は安く推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。プリント基板(PCB)大手の深セン市景旺電子(603228/SH)と電子材料・部品の天通控股(600330/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が6.7%高、光ファイバーケーブルの長飛光繊光纜(601869/SH)が5.7%高、電子部メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が5.1%高、通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)が4.9%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.5%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、プリント基板(PCB)大手の生益電子(688183/SH)が12.2%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.4%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 物件開発や管理サービスなど不動産株も物色される。京能置業(600791/SH)が10.0%(ストップ)高、北京万通新発展集団(600246/SH)が7.3%高、深セン香江控股(600162/SH)が6.6%高、京投発展(600683/SH)が4.3%高で取引を終えた。自動車株、メディア・娯楽株、インフラ建設株なども買われている。
 半面、金融株はさえない。中国農業銀行(601288/SH)が2.2%安、中国工商銀行(601398/SH)が2.0%安、中国平安保険(601318/SH)が3.2%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.8%安、招商証券(600999/SH)が2.5%安、国泰海通証券(601211/SH)が2.2%安と値を下げた。石炭・石油株、公益株、医薬株、軍需産業株、素材株、消費株、運輸株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.39ポイント(0.47%)安の295.21ポイント、深センB株指数が3.13ポイント(0.27%)安の1164.18ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)