「プレミアに行くのが理想だったはず」フェイエ渡辺剛が明かした“日本代表エース”への惜別の想い。「寂しいですけどね…ホッとしました」【現地発】
--試合後、晴れやかな顔で良かったですよ。
「寂しいですけどね。でもリールは近いし、僕自身、今シーズン、綺世が早くいなくなると思ってましたので。綺世は昨シーズンの得点王だし、ワールドカップでも点を取って、この上ない成績を出したので、もっと早く移籍が決まってプレミアリーグに行くのが理想だったはず。しかし、なかなか話が来ないなか、僕自身も綺世には残ってほしいという気持ちがありながらも、次のステップを踏んでほしいとも思っていたので、ホッとしました」
「ずっと一緒にいたんで、綺世がいなくなった時、みんなから『お前、寂しくなるだろう』と言われたんですけど、僕自身、いろんなチームでひとりの時期があったので大丈夫。今、逆にいろいろな選手とコミュニケーションを取りながらやる方が、信頼をもらえると思う。これをいい機会にして、いろんな選手ともっとコミュニケーション取りたいです。そのポジティブな要素は大きいと思ってます。
僕は副キャプテンのひとりなんです。キャプテンがひとり(バレンテ)、副キャプテンが3人いて、週1回ミーティングがあるんですよ。そこでオランダ人の主将・副主将と『こういうチームにしていくためにどうするか』みたいな話し合いをしてるんです。そのことに対して僕にはまったくストレスがない。今シーズン、楽しくやります」
9月9日にはカンプ・ノウでバルセロナとチャンピオンズリーグ初戦を戦う。
「ワールドカップも夢でしたけど、チャンピオンズリーグっていうのは僕の夢でもあったし、バルセロナでアウェーできるっていうのは普通の選手は経験できないことなんで、嬉しく思う。ただ記念試合にするんじゃなくて、インパクトを残したいなと思ってます」
そんな話をしたあと、「田中聡選手がシャルケに行きましたね」「聡、今日スタメンですよ! コルトレイクでベンチ外になったこともある、“あの聡”がシャルケのスタメンなんです」といった雑談をかわした。
コルトレイクで一年挑戦したものの、田中は古巣の湘南ベルマーレに戻った。さらにサンフレッチェ広島で活躍し、今度はドイツに飛んでデュッセルドルフからシャルケへのステップアップを勝ち取った。実は、渡辺は以前、田中のJリーグでの再ブレイクを見て「聡はかならずまたヨーロッパに来ますよ」と力強く言い切っていた。

