スポニチ

写真拡大

 ◇ナ・リーグ カブス 6-1 マーリンズ(2026年9月4日 マイアミ)

 カブス今永昇太投手(33)が4日(日本時間5日)、敵地マーリンズ戦に先発し、6回0/3を3安打無四球4三振1失点と好投。8月5日(同6日)のドジャース戦以来、約1カ月ぶりとなる今季9勝目(10敗)をマークした。

 33歳の誕生日だった1日にトレードマークの長髪をカット。全94球のうち42球投じたスプリットが切れ、3三振を奪い空振り率は41パーセントを記録した。また、フォーシームは平均91.7マイル(約147.58キロ)を計測し、前回登板で指摘された球速低下の課題も払しょくした。今季はリーグワーストタイの33被本塁打を浴びているものの、7試合ぶりに一発を許さなかった。

 今永は試合後、「髪を切った以上、良いピッチングをしないといけないので、全力を尽くしました」と通訳を通じジョーク交じりにコメントした。過去4試合勝ち星がなく、直近2試合は期待を裏切る内容だったこともあり、「信頼関係を築くのはドミノ倒しやジェンガみたいなもので、時間もかかるし、積み上げるのも大変」と“投げる哲学者”らしく説明。「でも、一瞬にして崩れてしまうこともある。だから、みんなから信頼される投手になるために、少しずつ信頼関係を築き直してきた」と話した。

 カブスのカウンセル監督は、前回の今永は立ち上がりを無失点で切り抜けるため初回にフォーシームを力投しすぎたと指摘し、「今日はペースをうまく維持してくれた。スプリットも“オン”になっていて、今夜はたくさん使えたのが良かった」と分析した。また、7回に中堅後方を襲った大飛球をスーパーキャッチして今永を救った「PCA」ことクローアームストロングも「相手にハードヒットさせなかった。スプリットをスイングさせるのが本当にうまい」と左腕を称賛。今永はクローアームストロングの美技に感謝し、「ピートは歴史に名を残す選手になると思う。彼が後ろにいてくれるだけで本当に心強い」と称えた。