普段なにげなく発している言葉が、家計を崩す原因になっているかも。浪費家から節約生活に転換して8年、YouTubeで節約術を発信する3児の母・みさきさん(30代)は、浪費家時代、出費を正当化する“決まり文句”があったそう。見直したことでお金の使い方が変わった口グセについて、詳しく教えてもらいました。

口グセ1:「安いから買っておこう」→予定外の買い物

貯金ゼロだった頃は、スーパーやドラッグストアで特売品を見つけると、「安いから買っておこう」とつい手を伸ばしていました。お菓子や日用品など、買う予定がなかったものまで「この値段ならおトク」とカゴに入れてしまうことも多かったです。

【写真】即戦力のキッチン道具のみの収納棚

でも、ストックはあればあるだけ使ってしまうし、そのまま放置してしまうことも。今は値段だけで判断せず、「安くなくても買うものか」をよく考えるようにしています。

口グセ2:「いつか使うかも」→必要のないものまで買う

便利そうなキッチングッズや収納用品を見つけると、「いつか使うかもしれない」と考えて、具体的な使いみちが決まっていなくても買っていました。

でも、その“いつか”が来ないまま、収納の奥に眠ってしまったものも…。

今は「いつか使うか」ではなく、「今、使う予定があるか」を基準にするように。買ったあとの使いみちまで考えることで、なんとなく買うことが減って、ムダなお金を使わなくなりました。

口グセ3:「みんなもってるし」→流行に乗って買う

まわりで話題になっているものを見ると、「みんなもっているから、私も欲しい」と考えることがよくありました。流行している洋服やコスメなどを、自分に本当に必要か、似合うかなどは度外視して、とりあえず買ってしまったことも多々。

もちろん、流行のものを楽しむこと自体は悪いことではありません。ただ、私の場合はまわりにつられて買ったものほど、意外と出番が少なかったり、翌年には使わなくなったりと、あまりよい買い物にはならないことが多かったです。

今は「みんながもっているか」よりも、「自分が本当に欲しいか」を大切にしています。

口グセ4:「疲れたから」→予定外の外食が増える

仕事や家事で疲れた日に、「ごはんをつくりたくない」と思うこともありますよね。以前の私は、そんな日は決まって、外食やテイクアウトに頼ることが多く、予定外の食費が増えていました。数回積み重なるだけでばかにならない出費です。

そこで今は、冷凍うどんや冷凍おかずなど、簡単に用意できるものを常備。外食をがまんするのではなく、「ラクをしたい日」と「外食を楽しみたい日」を分けることで、食費にもメリハリがつけられるようになりました。

口グセ5:「がんばったからご褒美」→出費が日常化

以前の私は「今日はがんばったから」と、帰りにコンビニでスイーツを買ったり、欲しかった洋服や雑貨を買ったりすることがよくありました。

1回の金額はそれほど大きくなくても、私の場合は“ご褒美”の回数が増え、気づけば日常的な出費に…。

自分へのご褒美は大切だと思いますが、お金を使うことだけをご褒美にせず、家でゆっくりコーヒーを飲んだり、好きなことをして過ごしたりだけでも、かなり気分は晴れます。

選択肢を増やしたことで、ご褒美を楽しみながら出費も抑えられるようになりました。

ムダ買いを減らす、自分への「問いかけ」

貯金ゼロだった頃は、なにげなく口にしていた言葉がお金を使うきっかけになっているとは、まったく気づいていませんでした。でも、節約を始めて一つひとつ振り返ってみると、「安いから」とか「疲れたから」など、出費につながる口グセが意外とたくさんありました。

もちろん、買い物や外食、ご褒美を楽しむことも大切。すべてをがまんするのではなく、「本当に必要かな」と自分に問いかけることで、少しずつお金の使い方も変わっていきました。

これからもときどき立ち止まりながら、無理なく家計とつき合っていきたいと思います。